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風邪っぴきの読書。

数日前から咳が出るし、咽喉が痛い。
どうも風邪のようである。
そうでなくてもごろごろしているのに拍車がかかる。

だるい→横になる→読書→うたたね→だるい(以下繰り返し・・)→

昨日入手した、幸田文の『番茶菓子』(講談社文藝文庫)。
夏の古本市で入手した、寺田虎彦の『柿の種』(岩波文庫)に同等な、
読む価値のある1冊をGetできて幸運。

幸田露伴の娘で、エッセイの名手で、「台所の音」は
読んでいたけれども、身辺雑記・父露伴にまつわる文章は
もしかしたら初めて読むかも。

生きることと書くことが、彼女(文)には等価であったと、
解説にあるが、そうなのかもしれない。

出来事の背後にある、各人の心持ち。
人をもてなすことの、出来すぎと不出来の間の機微。
着物(和服)が映し出す、着た人の心情と精神と体調。。。などなど、
自分がざっくりと無視してきたことどもが丁寧に綴られる。

  「おしゃれなんか、と云う人は自分のおしゃれ心を
   わかっていない人なのでしょう。まずいところをそっと
   庇ってやりたい心、いいところをより磨きあげて大切にしたい心、
   それがおしゃれの本心です。優しいのが本来のものだと思います。」
      『番茶菓子』 131P「おしゃれの四季~雨の萩」の1節。幸田文・著
  
わたしはなんと「おしゃれ心」のない人間であるかと、痛感。

さっそく「ちくま日本文学全集 幸田文」も読んでみている。



# by iwashido | 2012-05-16 15:55 | 読書日記 | Trackback | Comments(0)

雨の日の。

〇月×日、雨。
雨の中遠征する。

どこまで?

一箱古本市仲間の開いた、新しい古本のお店へ。


新店舗展開の話が出てから2ヶ月弱で、
開店までこぎつけてしまったのは、
オヨヨ書林さん(金沢市)と上関文庫さん(高岡市)の
涙と汗にまみれた(?)獅子奮迅の努力によるものだ。

富山の総曲輪アーケード街からちょっと横に入った、
お寺の貸店舗が5、6軒つらなる雰囲気のよい場所。



店の大きさや品揃え、棚の作り方など
刺激をたくさんもらえました。
やっぱり本のある場所・お店はいいものですね。



# by iwashido | 2012-05-15 10:18 | 朔のつぶやき | Trackback | Comments(0)

小さくはない旅の結果・・・

これまでで一番遠くへ行ったのは(海外をのぞく)、
学生時代に行った北海道稚内か、
はたまた、会社勤めの頃行った屋久島か。

それらに続く遠くへ、行ってきました。
場所は青森県の弘前。


岩木山の麓。


とある映画に出たことで、注目している人も多いという
そこは「森のイスキア」。


不思議な、心暖まる、素晴らしい温泉のある場所でした。

なんと言っても皆、この人に精神的な何かを求めて
足を運んでしまう、佐藤初女さん(90歳)。


弘前城の桜は残念ながら既に葉桜でしたが、
イスキアの桜はちょうど満開でした。

イスキアについての感想はまた次の投稿で。



# by iwashido | 2012-05-11 11:15 | 朔のつぶやき | Trackback | Comments(0)

小さなたび

金沢から珠洲に帰るのに車がない。
そういう場合どうするか。
普通なら特急バス。
それが一番効率的。

しかし、今回はバスに乗りたくなかった。
いた場所が森本だったし、いまさら混雑した金沢駅に戻りたくなくて。


それで、森本駅から七尾方面に電車に乗った。
時刻表を調べたら、穴水までは乗り次がある。
久しぶりの電車の旅。楽しい。

(なんとラッピング車両でした・・鉄写の人を車窓から多く見かけました!)

困ったのは穴水から先。
乗ろうと思っていたバスが休日運休で困った。
しかし、1時間待てば、特急バスが来る。
ちょっといく先が違うので、能登空港で乗り換え。
最終的には、乗るしかない特急バスに乗ったのと同じ結果。
お金も時間も余計にかかって。

体調不良で散々な目にもあって。
でも後悔はしていない。
時間の使い方としては正しかったと思っている。

愚か者と呼ばれても、全然構わないな。



# by iwashido | 2012-05-01 15:22 | 日々雑感。 | Trackback | Comments(0)

今年初! の源法院一箱古本市。

長い冬が終わってようやく春~初夏へ季節が移りました。
桜さえ葉桜になっている金沢の町に、
一箱古本市に出店して来ました~♪


お天気にも恵まれ、それなりに来場者が途切れることなく
行き来し、他の出店者さんの箱をのぞいたり
買い物をしたり、商売をしたりしていたら
あっという間に夕方4時になってしまっていて!

やはりお天気は重要かもしれない、と思いました。
それに、欲しかった本も入手できたし。
充実した一日でありました。



# by iwashido | 2012-04-29 22:13 | 読書日記 | Trackback | Comments(0)

なでしこの30年。

NHK BSで放送されている
「証言ドキュメント 永遠に咲け なでしこジャパ ン(日本女子サッカーの30年)」
の再放送を観ている。

1:00~ 「第一夜 いばらの道」
2:00~ 「第二夜 花開くために」
3:00~ 「第三夜 満開 そして・・・」

一時期ではあるが、小学生サッカーに関わってきたものとしては
胸に迫ってくるものがある。
珠洲の少年サッカーチームが出来たのは
2003年。日本でワールドカップが開催された翌年だ。
女子の選手も何人か混じってプレーしたし、今もしている。

ワールドカップで優勝したことで一躍マスコミの注目をあびた
女子サッカーであるが、そこに至るまでの苦労・苦難・困難こそが
花をひらかせるための肥料になっていたことが
よく伝わってくる。
男子サッカー・Jリーグの発足当初の歴史にも
一時興味を持って調べたことがあるけれども
好きなのは下積みの頃の出来事だったかも。

30年の重みを感じた。
その30年は自分の人生とも重なってみえている。



# by iwashido | 2012-04-28 15:27 | サッカーのこと。 | Trackback | Comments(0)

反省と課題と展望を。

昨日午前中はなんとか持ってくれたお天気も、
午後少し前から時折雨があたり、
1時過ぎには本格的に降る様相を見せ、
3時前に撤退した出店者が増えてしまった、珠洲の古本市。
自分はこれまでの全5回に関わってきたが、
多少軌道修正の必要を感じたりする面もある。

今回も申込出店者は10店前後であったが、
なんと遠くは魚津から、HPで情報を得て参加してくれた
「古本よあけ」さんというご夫婦がおられた。
関西方面から、一ヶ月ほど前に富山に移住され、
「近く」で「日程的に都合のつく」一箱古本市をさがして
わざわざ珠洲まで足をはこんでくれたのである。

そのような何かを求め、情報をさがしている出店者にとって
果たして今回の古本市が満足のいくものであったか、
というと疑問が残るといわざるを得なかった。
その責任の一端は、私も多少感じている。

古本市と「一箱古本市」の定義に違いはあるのか。
ルールは細かく定めないほうがいいのか、
ある程度のしばりは必要なのか否か。
積極的に「一箱」を無視してしまったいわし洞としては
頭の痛い課題も多く残された。

まずは自分の立ち位置を定めよう。



# by iwashido | 2012-04-23 21:41 | 一箱古本市@すず | Trackback | Comments(0)

今年もやります。

第5回になる、珠洲の一箱古本市が今年も開催されます。

日時:2012年 4月 22日(日)
   午前10時から午後3時
場所:永禅寺(上戸町、通称蟹寺)境内にて
参加費:300円

本好き、本読みの人集まれ~
読み終わった本を、段ボール1箱につめ、
自分で値段をつけて売るだけです。
初めての人も、常連の方も、お気軽に。

天候不順の春ですが、奇跡の晴天を祈りましょう。
暖かい恰好(毛布など)をご用意の上、
お集まりください。
もちろん、お客様としての参加もお待ちしています♪

お問い合わせは
・ちいさいおうち(なかたに)もしくは
・新月いわし洞 まで。



# by iwashido | 2012-04-22 23:25 | 一箱古本市@すず | Trackback | Comments(0)

文藝作品の中の新潟。

久々に読書。
何ヶ月ぶり? ってな感じで図書館から借りてくる。

知人からのおススメというか問い合わせの確認を一冊。
『漁港の肉子ちゃん』(西可奈子・幻冬社)の中の言葉の
北陸弁のルーツはどこかと。

小説の中の町のモデルは石巻で、
でも小説としては「架空の北陸の漁港」として表現されている
その土地の言葉は、どう読んでも新潟のなまりだ。

「~らっけさ」
「そうらろ」
「うんめか(美味しいか)」

ばあちゃんの言葉を思い出す。
いまどきここまでこてこての越後弁を語れるものは少数だろう。
でもどことなく残っている。「ら」交じりの言葉は耳に残る。
北陸ではこういう「ら」音を聞いたことはない。
少なくとも石川県では。

新潟を北陸といえるかどうかは、意見のわかれるところで、
北陸(福井・石川・富山)は新潟を北陸に入れてあげてもいいよ、
って思っているかもしれないけど、
新潟は別に北陸だとは思っていないのではないか。
新潟はしいていえば「北信越」というくくりでつながっている。

偶然一緒に借りてきた絲山秋子の小説3冊の中に
新潟が出てくる作品があった。
『不愉快な本の続編』(新潮社・2011年9月刊)。
広島(呉)生まれの主人公が新潟と富山で暮らす章があって。

海の位置と太陽の位置の関係が、
瀬戸内と日本海側では真逆になる、という描写があって
私も瀬戸内で数年暮らしたから、そうだったなと実感。

富山の人が新潟を北陸と思っている、
という表現はその本の中に書いてある。
その辺の認識は正しいと思う。

昔は新潟って、なんもなくてつまらないところだと思っていたけど、
新幹線が出来て、高速道路もつながって、
東京からも近いし、
「新潟はちょっとした国の首都くらい立派な街」(上掲書P34)
になってしまったようだけれど、
こんなふうに文芸作品に取り上げられるとは思わなかったな。

よく観ることが、よい文章を書くためには大切なのだろう。



# by iwashido | 2012-04-13 11:42 | 読書日記 | Trackback | Comments(0)

やっと。

一日おきのように、大風と晴天が繰り返される。
今日は晴天。
晴れのいいお天気。
青空が心の中にまでしみこんでくるようだ。

やっとちょっと先が見えてきた。
まだいろんなことぐちゃぐちゃしているけど、
見通しのようなものが感じられる。
そのとおりになる保証はないが、
計画というか青写真というか、方向性が固まってきた。

金沢からは桜の便りがチラホラと。
はやく奥能登にも桜前線よ、届け。




# by iwashido | 2012-04-12 09:40 | 季節のできごと | Trackback | Comments(0)

わたしのちいさな。。。

『私の小さな古本屋』を入手。
倉敷の、知る人ぞ知る小さな古本屋の
蟲文庫さんの、田中美穂さんの本です。

2月に大きな書店で見つけて半ば立ち読みしたのですが、
その時は購入せず。
蟲文庫HPより、直販も行っていると知り、
サイン本をGET。
おまけの絵葉書・しおりもついていました。

いろんな古本屋さんの始め方があるのだろうけれど、
何もかも準備万端整えてからでなくても、
できるところから、できるやり方で
始めてしまうということもありなのだなと、
この本を読むと改めて思わされます。

私もこの春から初夏の間に
「わたしのちいさな・・・・」
を始めようと思います。
人様には笑われるようなレベルかもしれませんが。

・・・は何になるのか、目下画策中。



# by iwashido | 2012-04-05 23:44 | いわし洞文庫 | Trackback | Comments(0)

新生活。

4月です。
相変わらず強風が吹いたり、
アラレが降ったりと荒れ模様の日もある今年の春ですが。

我が家の「嵐を呼ぶ少年」が巣立っていきました。
とはいえ昔の古巣でもある金沢市で学生生活を始めることに。
2月の私大受験の日には強風を呼び、
前期試験、後期日程でも荒れ模様の天気で、
家から荷物とともに旅立つ日も、春の嵐のような
風の中での出立となりました。

明日の夜からは一人で生活することになるのですが、
大丈夫かな・・・?
でも幸いにも近くに腐れ縁の同級生がおり、
なんでも連絡を取り合える仲のようなので
ちょっと安心です。


いわし洞の金沢出張所として利用させてもらうかも。
(本人は迷惑みたいですが・・・?!)
私も子離れして自立の春にしようと思います。



# by iwashido | 2012-04-01 16:15 | 子ども | Trackback | Comments(0)

それでも春は。

3月25日なのに、雪が降った。
風も強くて真冬並み。
タイヤ替えてなくてよかったけれど。

3月26日、納屋にツバメ発見。
この前、白鳥を見送ったばかりだというのに。

フキノトウもどんどん食べられる状態のものを見つけるのが難しくなって
どんどん花をさかせて董がたっているけれど、
桜の開花は例年よりずっと遅れそうだけれど、
こういうことなのかな。

それでも春は近づいていると。



# by iwashido | 2012-03-27 18:48 | 季節のできごと | Trackback | Comments(0)

想定外、という生き方。

昨日ラポルトすずにて防災講演会があった。
普通ならいかないけど、今回は行かなければ損。
だって演者は、釜石の小中学生を大津波から逃げさせた
布石を学校防災教育によって行ってきた
片田敏孝教授(群馬大学大学院教授)であるから。

9月に予定されていた講演会が台風で延期になり
この時期の開催となった。なんというグッドタイミング。
3月11日に多くのテレビ番組で取り上げられ放送されていたので
リアルな思いで多くの人が集まっていた。

片田教授の教えは次の3つに集約される。
 ①想定にとらわれるな。
 ②最善をつくせ。
 ③率先避難者たれ。

釜石の小学生相手に行った授業で最初に、
防災マップを配り、そして直後に生徒にこういったという。
「防災マップを信じるな。」
そのことで、現場の教師とは見解の相違が明らかになり、
教育現場の限界もよくわかった上で、見事な実践を積み上げてきた。
そのことが、去年の311で明らかな行動となって現れた。

こんな大地震が起こる前に、珠洲でも配られた防災マップ。
大雨や土砂崩れや地震などを想定して作ってあるもの。
でも私はそれを見たときこう思った。
「こんな海に近い小学校に避難して、津波きたらどうするん?」
能登地震も起こる前だったかもしれない。
でも、私には、海に近いところは津波、という得体のしれない確証がある。
なんの根拠もなくただそう感じていた。

私の言葉など家人は誰も真剣に聞かなかった。
「そんなでかい津波おこるわけないやん。
 あんた一人だけ好きなほうに逃げさし。」

とにかく私は今回の講演を聞いて、
自分が常に想定外を想定して生きてきたことを実感した。
だから片田先生のお話は、私の生き方を肯定してくれたようなもので
とてもとてもエキサイティングなお話だった。
ただ、先生と私の違いは、他者に対する優しさの有無かも。
片田教授は、自分の故郷でもないのに、
釜石の町の子どもたちの命を真剣に守りたい、
災害ごときで死なせたくない、そのために何ができるか
小学生を育て、中学生に根拠を諭し実践を示す。

私はこの土地で子どもを育てているというのに
そこまで真剣に彼らの将来を考えてはいなかった。
ただ自分がなんとなく思ったことをなんとなく口にしたら
誰も耳を貸さないので、そこで止まったままだった。
自分だけが助かったところで何の意味がある?
親もダンナも仕方ないけど、子どもは生き延びさせなければ。

私はきっとこれからも想定外としてしか生きて行けないだろう。
決められた枠からははみ出してしまうだろう。
そんな自分を肯定して生きていけばいい。

防災講演会だというのに、人生訓のように聞けて
いろんな気づきをもらえた貴重な体験でした。
片田教授、ありがとうございました。



# by iwashido | 2012-03-17 10:43 | 朔のつぶやき | Trackback | Comments(0)

塩浜&御塩蔵調査。

ひょんなことからあるプロジェクト(?)の調査員となってしまった。
珠洲の一箱古本市を通して知り合ったS勝寺のN先生からの
お誘いで。
「揚浜式製塩普及啓発プロジェクト調査研究会」だそうである。

今では伝説のようになっている、外浦の角花家によって
伝承されている揚浜式製塩であるが、
実は半島の内浦側でもかつては普通に塩田があって、
製塩作業が行われていたという。

そんな話は、昨年末他界した義父から、
時折聞いていたのだった。
鹿野の浜はずっと塩浜だったと。

話を伺った人数はまた10人にもならないが、
意外に当たりがよく、ピンポイントで重要な方から
特徴的な話がけっこう集まってきた。
上戸でも、正院でも、塩作りを見た、もしくは実際に関わった人や
重要な資料を個人で所有している方などに巡り会えている。

これらの聞き取りがどのように使われるのかはよくわからないが、
今の姿だけが土地の記憶の全てではなく、
様々な歴史と伝承を秘めていることを
せめて忘れずにいたいものである。



# by iwashido | 2012-03-10 16:40 | 朔のつぶやき | Trackback | Comments(3)
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konohana wa 朔。
by iwashido

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