梅雨と夏のあいだの季節。

いわし洞文庫7月は、
梅雨らしい雨降りの一日でした。
でも3時頃には少し小降りになり、いつものお客さまが三人。

興味を持ってもらおうと、平机に布をかけて、
雨や自然や夏休みに読んで欲しそうな本を少し並べたのに、
そこには見向きもせず。
でも、長い間(1年以上・・・)借りていた本を忘れずに返してくれたし、
何かまた借りてく~、と少し長い読み物に手を伸ばした。

絵本タイムの後の、お楽しみ教室? は
「かんたん手作り絵本」。
B4のコピー用紙一枚を折って、切って、たたんでつくる
8ページのミニミニ絵本に、何を書こうか。
去年は、自分の名前で絵本を作ったので、
今年は「ほめ言葉のシャワー」を見習って、
自分が言われたい言葉、大事な人に言ってあげたい言葉を
小さな色紙に書いて、それを貼って、絵をつければ?
と思ったのだった。

試しに自分でやってみたとき、
自分で自分に言ってあげたいほめ言葉は
「うまれてきてくれて ありがとう」
「いつもがんばってること、知ってるよ」
「あなたのこと 大好きだよ」・・・・。

「ほめシャワ」という見本がなければ、決して出てきそうになかった言葉たち。
それを子ども向けにやろうとしてみたのだが。

三人のうち、二人はのって来なかった。
「言われてうれしい言葉なんかないもん」
「そんなこと言われてもうれしくないよ」・・・。
なんと自己肯定感に乏しい、と思うことはかんたん。
でもまあ、私との信頼関係がまだ育ってないのかもしれないし。
私だって、この年頃(小学校高学年)にこんなこと言われたって、
おいそれと信じられはしなかったかもしれない。

三人のうちのもう一人は、私の趣旨を理解したのか、
去年やった「名前の絵本」はもう卒業と思ったのか、
自分の気持ち(プラスの気持ちも、マイナスの気持ちも)を
紙に書き、絵を沿え、「気持ちの本」として完成させてくれた。

その子、その子が抱えている問題があり、
直面している現実があり。
何がいい、と一概に言うつもりはないし、そんなに心配もしすぎてはいない。
一人は「名前の本」を仕上げていったし、
もう一人は、読んで欲しいと思っていた読み物を借りていった。

それなりに満ち足りた小一時間の文庫タイムでした。
もう、夏休みは目前だね!!

<読んだ本>
『ことばあそびうた』(谷川俊太郎)より「カッパ」と「いるか」
『雨だから あえる』さとうち藍(福音館書店・かがくのとも)
『かさどろぼう』(ウエッタンシンハ・徳間書店)
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by iwashido | 2009-07-11 17:28 | いわし洞文庫 | Comments(0)