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LOGOSさんの月に1,2回古書店

2007年 08月 30日 ( 1 )

犬のいる毎日はいつか

先週末、実家で法事(父と祖母)があって、久々に車で帰省。
中越沖地震の影響で、北陸線の金沢~新潟を走る「北越」が運休なので
高速道路を夫の運転でビュンと走る。思ったより近かった珠洲と三条。

実家で飼っている犬はだいぶ老犬で、今年の正月にはヨロヨロとではあるが歩いていたのに、
この夏の暑さでか、数日前から寝たきり状態になっていた。
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足も腰も立つことが出来ず、エサも排泄も寝たまま、家族の介添えのもとにようやくこなしていた。夜中にキューン、と鳴かれたりすると、大丈夫か? と心配になる。

こっちに帰ってきて、図書館から借りていた本の中に、似たような状態の犬が出てくる話があった。『はるがいったら』(飛鳥井千砂・集英社)。
デパートに勤める完ぺき主義の姉と、いい子の態度から抜け出せない(?)高校生の弟の間に存在する1匹の老犬、ハル。高校生である弟の部屋に寝たきりの状態でいる犬。それを当たり前のように世話する彼が病気で入院。アパートに住んでいる姉は、それを知って自分の部屋にハルを引き取るが・・・。ちょっと複雑な家族関係(両親の離婚と再婚など)に添って物語りは展開するけれど、私が気になったのはもっぱら犬の描かれ方で。
あやういバランスの間に存在する犬のいる生活はいつか終わる。
実家の前の犬の時は、弱っていく期間一緒に生活していたのに、その瞬間にちゃんと向き合うことが出来なかったな、なんてことまで思い出した。


寝たきりになっても、愛犬は愛犬。人間の介護と一緒。そうやって日常の一部をあたりまえのように犬の世話にささげる実家の家族は偉いなあ、と思った。
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by iwashido | 2007-08-30 11:36 | 読書日記 | Comments(3)

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