カテゴリ:朔のつぶやき( 138 )

We must listen.

今日(12/9)の北陸中日新聞に、カズオ・イシグロ氏のノーベル文学賞受賞記念講演の要旨が載っている。27面です。良いのは、一部ではあるが、英文も載っていること。翻訳は時折、発言した本人の主旨をまげて伝えてしまうことがあるので。

見出しになっている「困難を乗り越える時、文学は特に重要」の原文は
”I still believe that literature is important, and will be particularly so as we cross this difficult terrain." となっているが、文章の流れの中で訳せば
「私はそれでもなお、文学は重要なものであると信じている、ことに現在のような困難な情勢(このむずかしい丘陵地帯)をのりこえる時にはとりわけ大切なものになる。」と捉えた。
still believe の ”still" に込められた意味を掬い取らねばなるまい。もう文学など時代遅れと大勢が無意識に思っているようなこの時代だからこそ。どのように訳すかは個人の感性によるしかないけど。

若い世代への期待や多様性への言及、失われた過去をどのように保存(記憶)するのかなど、興味深い内容であった。

最後のほうの文章、”Good writing and good reading will break down barriers."もいいです。

「良く書き、良く読むことで、障壁を乗り越え(壁を打ち壊わし)ていけるであろう(希望的観測)。」
良い読み手(Good reader) と 良い書き手(Good writer)を育てるには、自由にあびるように本を手にできる環境が必要だ。そのためには? 人を育てるための本屋と図書館がもっと頑張らねばならないのではないでしょうか・・。





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by iwashido | 2017-12-09 11:22 | 朔のつぶやき | Comments(0)

夏なんだな。

時間が止まって動けなくなっていたような感じが
少しずつ溶解して、ヨロヨロと動き始めた(のかな?)。

さすがに夏・・・北陸は梅雨明けしてないみたいけど、まあ夏なんだな。
子どもの部屋の電気カーペットや冬用のラグをやっと剥いで、
畳の夏がやってきた~。子供部屋にしか、有効に使えるエアコンがないので
自分の部屋化している(お盆の帰省までには、もとに戻さないと!!)。

人に会えない、会いたくないとか言ってる場合じゃなくて、
まあ仕事(勤務)にはとりあえず行けているわけで、ただそれ以上のプラスαが
ちょっと負担なので、いろいろくる誘いをほぼ断ったり無視したりで、申し訳ない・・。
でも、そんな鬱々とした気分を一掃してくれるような本を見つけて読んでしまった!!
読んでしまったら、書くしかない、と著者は言う。

「革命の本体、それは文学なのです。
 暴力など、二次的な派生物に過ぎない。」
  佐々木 中・著/『切りとれ、あの祈る手を~<本>と<革命>をめぐる五つの夜話』のオビの文より
  /河出書房新社/2010年

久々に頭がつ~ん! の そうだよ、これこれ! 的な衝撃的な読書。
ルターの宗教革命、ニーチェの言葉、マラルメやヴァレリーなど、図書室の本で
補いながら読むと少し理解が進んだ。世界史って超苦手な科目の一つでしたが。

読書こそが、本を読むということこそが、革命なのだ。
それくらいの覚悟をもって、自分が狂うか、世界を疑うかくらいの真剣さで
読書してみろ! ともろに挑発を正面から受けてしまった。

そういう意味では、日本の明治維新は「革命」だろう。
リテラシーの変革こそが、革命の始まりなら、文語から口語へ、
言文一致への動き・旧暦から新暦への移行などは、上からの革命でしかありえない。

世界の終り、文学の終焉、なんて嘆いている場合ではない。
本なんて売れなくて当然、ニーチェの『ツァラトゥストラ』の第4部は、出版社に断られて、
自費出版で40部刷って、7部だけ知人に送ったのだそうです。
世界でたった7部が、今も残っているという奇跡。

足音を響かせること、たとえ誰の耳にも届かないとしても。
まずはそこから初めて見ようか。
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by iwashido | 2017-07-31 12:24 | 朔のつぶやき | Comments(0)

連休です。
カレンダーどおりにほぼお休み。ここで3月からの疲れをリセットしたい。

なんかね、最近ちょっと眠れなくて。
イライラして。キャパ越えて。爆発寸前だけど顔にはでない。
ただ態度だけが妙にとげとげしくて。

ちょっと薬の力も借りて、ちゃんと眠れるようになったら回復傾向。
眠れないのはつらいね。プチ鬱の一歩手前だったのかも。

『人間は9タイプ』(坪田信貴・・びりギャルの本の著者さん/KADOKAWA)
という本の、90問の問題に答えることで、9タイプに分類する簡易人格診断?
の結果によれば、自分がいちばん高得点になったのは「研究」。ほんとか?
ついで「楽天」と「芸術」だそう。。。

そうなんだ~自分てそういうタイプだったんや~、と目からうろこ。
まあそうなのかも。どちらかといえば、真理を、正義を、追求する傾向は大。
現実なんか見えなくなって、ただひたすらに追及したい。
ここ最近はいろいろあって、あんまりそういう面を出さないように、
息をひそめてくらしていたのだけれど。。。

もう我慢するのも嫌になりました。
現状に感謝しつつ、現状をバネにしてこにして、さらなる飛躍を目指す時期なのかも。

不安は脳からやってきます。
規則正しい睡眠と食事で(生活態度で)ダバの侵入を防ぎましょう。
もう1冊のおすすめ本は『ピスタチオ』(梨木香歩/ちくま文庫)。

ちょっと前から、能登にも”ダバ”が取りついてるような気がします~
誰が連れてきたんだ~ どうなることが望みなんだ~??
(支離滅裂ですが、ここで終了します。『ピスタチオ』についてはまた後日。)







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by iwashido | 2017-05-04 10:18 | 朔のつぶやき | Comments(0)

新月の日のできごと。

今日、ママンが死んだ。で始まるのはカミュの「異邦人」だけど、
それに倣えば「昨日、我が犬が死んだ」。
厳密には今日じゃない。直近の新月の日。
厳密には私の犬じゃない、家族の犬で、ダンナの犬みたいなもんだった。

別にそんなに仲良かったわけじゃないし、私は明らかに猫派だし、
無駄吠えはするし、人(家族だけど)は噛むし、困ったやつではあった。
でも、最後、いろいろあって、最低限尊厳のある最期を迎えられたのは
せめてもの幸い。義母に看取られて息を引き取った(私たちは仕事の時間帯)。

犬にオムツ? 犬に病院? 犬に薬? という疑問符を乗り越えて
そういう対処行動をとれるのはこの家では私しかいないんだな。
(なにせ考え方が昭和というか、古いタイプなので・・)
週一回の獣医がやっている木曜日に、薬を取りに土曜日に、
そして最後の週末を一番仲良しだった息子と過ごせたのは良かったんだろう。

もう少し早く気付けば、もう少し早く手を打っていれば・・
そう思わないこともない。まさかここがアジアのインドで、
もしくは宇宙外生命体のエイリアンを彷彿させる事態になるとは思わなかったさ。
インドも、大気圏外も、平安時代も同一平面上にあったような一週間だった。
数えで17歳、イヌでいえば大往生、寿命だろうと誰もが言う。

埋葬するまで丸一日、車庫で仮葬儀? のような状態あったんだけど
少しだけ線香もあげられたし(匂い消し)、
庭にあった椿の花も供えたし、
平家物語の朗読CDをかけて弔った。

猫に小判、犬に祇園精舎、ってな感じ??

葬式とは所詮送る側の自己満足。
私が死んだら古い本を薪にして、河原か浜辺で火葬してくれ。
今の日本じゃNGなんだろーけどね。

生と死の意味を考えよ。そしてそれを物語にしろ。
そんなふうに言われたような気がする。
ポチ、ありがとね。









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by iwashido | 2017-04-29 16:38 | 朔のつぶやき | Comments(1)

2月なのだ。

2月なのだ。
2月は一年で一番好きな月なのだ。いろんなことが新しく生まれる感じ。

自分の中でも、一皮剥けた? というか禿げたというか山越えたってか…。
絶対無理! と思っていたことが、一歩一歩駒を進めることで風景が変わる感覚を味わう。
また、発言の仕方についても、ただ自分が正しいと思うことをぶつけても(投げつけても)
聴く人の耳に届かなければ騒音と一緒。届ける方向性(ベクトル)や、枠組み(マインドセット)のあり方
設定が重要なのかも。。。なんて当たり前のことをようやく理解。

もう逃げも隠れもしません。
やりたいことをやりましょう。
正々堂々立ち向かおう。
人生から逃げるな。
どうせそんなに長くない、生きて100年、残りは半分を切った訳で・・・。

今更だけど、井坂幸太郎の『モダンタイムズ』という小説を読んだ(ななめよみだけど)。
検索は怖いね・・・なんてことに今更気づく。
FBも怖いなぁ・・・もう誰に何を覗かれているかなんて、わからない時代。
『1984』(オーゥエル)も読みなおしたい。
私はこれを1983年に半分原著で読まされた(演習で)。ちゃんと読めなかったけど。
「動物農場」とかさ。予言してたわけだ。30年後はもうすぎています。

それに拍車をかけたのが、「平家物語」の朗読CDをカーステレオで何回も聞いてさ。
サライの付録の、ほんの抜粋(たったの12段?節?)であるが、音で聞くと凄さがわかる!!
平家物語は語りの文学なんだな。文字で読むより耳で聞くと、それを体感できるのがわかった。
完全な意味は分からなくても、語感やリズムが響いてくるのだ。
百回読めば意味わかる、100回書けば身につく、という教育は王道なのかも。

自分を安売りしない。だけど、上から目線はやめる。
対等に話す、挨拶する、一人一人を大切にする。その繰り返しかも。

次の投稿には、もう少しましなことを書きますね。
今日はここまで。




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by iwashido | 2017-02-14 22:53 | 朔のつぶやき | Comments(0)

HAPPY NEW YEAR!

あけましておめでとうございます。
2017年、ゆるゆると始まりました。
今年は雪もなく穏やかな正月で、家族そろってゆっくり過ごしました。
例年の元旦の集い(親戚が少し集まる)も、メンバー固定してきて、時代の流れを感じます。

あの真冬のような時期をぬけてなんとか今に至ります。
まだ「冬」(真冬は抜けても…)であることに変わりはないですが
「冬来たりなば、春遠からじ」という言葉を信じて、今年も一歩ずつ頑張ります。。。

ずっと自分のこと第一に考えてきました。ものすごく自己中心的でした(多分今でも)。
自分のことしか見えてないし、自分のことしか好きじゃないのに、この環境はかなり厳しかった。
でもまあ、やっと少し接点が見えた・・・というか、人生ってこんなものか、とわかってきたというか、
所詮人は一人では生きられないのですね。

PCの調子がとてつもなく悪いので(今はなぜか順調)、
びくびくしながらのPC作業です。年末年始体調悪く、ゆっくり年賀状を書けたのは昨日(4日)のこと。
今日(5日)から通常の仕事が始まります。
今年はバランスよく、人にやさしく、できたらいいなぁ。

どうかよろしくお願いします。

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by iwashido | 2017-01-05 00:41 | 朔のつぶやき | Comments(0)

岩波書店のPR誌「図書」を毎月読むことができる環境にいる。
12月号を、先日眺めていたら面白いトピックスに出くわした。

「本のある風景、ない風景 -北海道から」というタイトルで
荒井宏明さん(一般社団法人 北海道ブックシェアリング代表理事)が書いた記事である。

内容はまあ読んでほしいわけなんですけど、広大な面積を誇る北海道で、
現実に「本屋がない地域」「学校図書館でさえ鍵がかかったままの校区」は存在する。
その現実をなんとかしようと、2008年に「豊かな読書環境を格差のない読書機会のために」
札幌の教育関係者と図書関係者が集まって結成された「北海道ブックシェアリング」。
その活動の過去と現在が語られている。

反応のポイントは各所にあって、それを述べていたらどんだけでも書けそうなのだが
1つに絞れば、次の箇所に思わず線を引きそうになった。

「本を売って儲ける事業ではなく、まちのなかにそれとなくある本屋がやっていける方法は
ないかをさぐる「社会実験」の事業なので・・・(中略)・・生の声をとにかく引き出す。」
とあるこの箇所。

LOGOSがやっていることも、まさにこれに近いじゃん!
奥能登で古本屋がやっていけるかどうかの、社会実験!!

「本を売って儲けた」くないわけではない。
儲かればいいと思う。でも、現状ではそれはなかなか難しい。
今の現状では「一般社団法人(もしくはNPO)古本LOGOS」の状態である。

古本屋で非営利っていうのは、本当は矛盾だと思う。
商売は本来、売れてなんぼ、買ってなんぼ、の世界。経済ではなく商いの論理として。
でもいまの現状では。
一般社団法人(もしくはNPO) LOGOS として、この冬は活動しようかな、って思った。

「古本LOGOS」としての作戦は、別に計画中です。
ぜんぜんやめるつもりなんて、ありませんので(笑)
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by iwashido | 2016-12-12 11:20 | 朔のつぶやき | Comments(0)

なんかわからんけど、ちょっとずつ進んでいる。
ずーっとダイヤルアップでしかつながらなかったネット接続が、
ルーターを以前のものにもどしたら少し状況改善された。

解けなかった数学の問題が解けたようなかんじ?
同じところで何度も何度もミスして越えられなかったハードルが
ひょんなことで越えてしまった、あれ、私何したっけ? という感じです。

まさかまさか、自分にはそんなの無理~と思っていたことが、
実は誰も言ってくれないけどそれこそあなたがするしかないのよ、
という自明なことを、本人だけが拒否していた、そんな事実も。
ここまでくればもう開き直るしかない。

私はLOGOSで、(象徴的に)
ここもIndiaで、(仮象として)
まあ良くも悪くも今生きているこの事実に。
目を背けることはできないんだってこと。

時間ないけど。頑張ってみます。
(本人にも意味不明な文章があります、この章。)
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by iwashido | 2016-12-03 23:20 | 朔のつぶやき | Comments(0)

言葉は来るものである

ある友だちの、ある種の配慮により、
あるメッセージ(言葉・予言・神託?)が届けられた。

そうなん? 本当にそうなん?

信じるとか信じないではなくて、そうなんや~、と天気図を見たような気分。
今雨を降らせているこの雲は、数時間すれば北に去りますよ、とか
そんなことを示された気分。

おりしも、起こっては欲しくない事故が起こってしまった日のこと。
(私に直接の被害はなかったけどある意味で地域の宝が失われた)
続けるか、続けないか、その決断を迷っていたあることについても、
辞めれば「狂気」(彼女はそのようには言わなかったけれど。赤いPASSION)
続ければ「バランス」。
わたしにはそう聞こえた。

KEEP ON RUNNING.

苦しいけどもう少し続けてみようかしらん。
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by iwashido | 2016-10-09 04:58 | 朔のつぶやき | Comments(0)

あざなえる縄のごとし

昨日、コンちゃんが私の代わりにけがをした。

鼻っ面を擦り傷。

ごめん、ごめんよ~

50年近く生きていていま人生って楽しいものかも・・て
ようやく少し思えるようになった矢先のできごと。

私の代わりに呪いをうけてくれたのかも。
そう思うことにした。

今月は人生の棚卸月間。
がんばる。
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by iwashido | 2016-07-18 05:36 | 朔のつぶやき | Comments(0)