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LOGOSさんの月に1,2回古書店

風邪っぴきの読書。

数日前から咳が出るし、咽喉が痛い。
どうも風邪のようである。
そうでなくてもごろごろしているのに拍車がかかる。

だるい→横になる→読書→うたたね→だるい(以下繰り返し・・)→

昨日入手した、幸田文の『番茶菓子』(講談社文藝文庫)。
夏の古本市で入手した、寺田虎彦の『柿の種』(岩波文庫)に同等な、
読む価値のある1冊をGetできて幸運。

幸田露伴の娘で、エッセイの名手で、「台所の音」は
読んでいたけれども、身辺雑記・父露伴にまつわる文章は
もしかしたら初めて読むかも。

生きることと書くことが、彼女(文)には等価であったと、
解説にあるが、そうなのかもしれない。

出来事の背後にある、各人の心持ち。
人をもてなすことの、出来すぎと不出来の間の機微。
着物(和服)が映し出す、着た人の心情と精神と体調。。。などなど、
自分がざっくりと無視してきたことどもが丁寧に綴られる。

  「おしゃれなんか、と云う人は自分のおしゃれ心を
   わかっていない人なのでしょう。まずいところをそっと
   庇ってやりたい心、いいところをより磨きあげて大切にしたい心、
   それがおしゃれの本心です。優しいのが本来のものだと思います。」
      『番茶菓子』 131P「おしゃれの四季~雨の萩」の1節。幸田文・著
  
わたしはなんと「おしゃれ心」のない人間であるかと、痛感。

さっそく「ちくま日本文学全集 幸田文」も読んでみている。
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by iwashido | 2012-05-16 15:55 | 読書日記 | Comments(0)

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