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古本LOGOSの 月1,2回古書店。

6月の研修参加日記

6月29日(土)

石川・学校図書館を考える会という任意団体が毎年企画して、
卯辰山の研修センターで開催される、学校図書館の研修会に
今年は参加してきました。ここ2、3年参加できなかったけれど
今年はなんとか都合がつけられました。

学校図書館活用教育のトップランナーとも称される
山形の小学校に続く、島根県の小学校の実践例を具体的に聞くことができて
大変有意義でありました。

思ったのは、専任の司書教諭と、専任の司書がいてこそ
初めて学校教育の授業で図書館を活用した授業が可能になるという事実。
司書教諭だけでも、司書だけでもここまではうまくいかないだろう。
とはいえ、多くの学校では、まだまだ図書館活用教育に無理解な現状があり、
そこにどうやって切り込んでいくかを、日々現場の人たちは考えている。

いくら貸し出しの冊数だけが増えても、
授業で活用できていないことに悩む司書さんもいれば、
貸出数さえのばせず、自習室と化している図書室に悩む司書もおり。

でも、大切なのは、生徒自身の小さな変化の積み重ねと継続。
数字には見えてこないかもしれない、小さなことを大切にしていこう。
そして学校の先生方と上手にコミュニケーション取りながら、
少しずつ流れを引き寄せるのだ。

6月30日(日)

珠洲市の図書館にて
「子ども読書活動実践指導者養成講座」に参加。
いつも図書館でのおはなし会に協力している
市内の読み聞かせグループメンバーを中心に参加者が集まる。

講師はおなじみのはまなす文庫の細川律子さん。
午後は読書会グループ対象の研修ということで
大変忙しいスケジュールをぬって、珠洲まで足を運んでいただいた。
県内のいろんな場所で、いろんな形でいつも変わらぬ温度で
絵本を読み、おはなしを語り、手遊びを続けてくれる
細川律子さんから得ることはいつもながらたくさんある。

こちらとしては、もっと若い読み手・語り手にも参加してほしかったが、
子育て真っ最中のお母さんは、何かと忙しく、
部活や行事と重なってしまえば参加はできないこともあり。

書名のリストをいただいただけで、その本の表紙がぱっと
イメージできる人もいれば、できない人もいるようで、
そうか、リストだけではなく、具体的な本を一緒に展示することで
何か働きかけるものがあるんだな~と学ばせられた一日でした。
by iwashido | 2013-06-30 12:38 | いわし洞文庫 | Comments(0)

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