2014年 11月 11日
本と出合うタイミング
1年に出版される本は現在どれほどの量なのか、
数値としてすら知らないけど、すべての新刊を読むのはまず不可能。
新刊書店でなくても新古書店ででもいいけど、100円の本ですら購入を迷ってた時期もあった。
今すこし余裕ができて(精神的に)、本当に自分が読みたかった本と、背どり的な意味合いの本
を区別できるようになった。必ずしも新刊でなくても、図書館でですら出会いにくい本と
目の前で(棚の中で)出会えるのはちょっとうれしい。
小川洋子の『シュガータイム』、別にそう珍しい本でもない。
きっと図書館で探せばあるだろう、でも買ってしまった(新古書店で)。
理由は、とある新聞の読書週間特集の記事で、食べ物関連本のおすすめで
あげられていたから。
一時的な摂食障害に陥った女子大学生と、身長があまfり伸びない
血のつながらない弟が出てくる。それから肉体関係にならない年上の恋人。
トピックスだけあげつらうとすごく週刊誌的だけど、そこは小川洋子の描く
静謐な世界で何の祖語もなく話が進んでいく。
読み終わってなんとなくだけど、『博士の愛した数式』に通ずるモチーフを感じたりした。
最近、現実世界で、「ひらめき(直観)」の重要性を感ずる。
なんとなく、ふと、思った(ひらめいた)いつもと違う感じや違和感は
きっと大切にしたほうがいい。世界が論理的にだけ構成されているという証拠はないのだから。
この前、大きな棘を抜こうとした。
抜けたかどうかはわからない、でも傷が棘になっていた(象徴的に)。
抜けたかどうかはわからなくても、自分は今けっこうすっきりしている。
傷があるままの自分を受け入れられるような気がしている。
だからもう無理に癒されなくても構わないのです。
数値としてすら知らないけど、すべての新刊を読むのはまず不可能。
新刊書店でなくても新古書店ででもいいけど、100円の本ですら購入を迷ってた時期もあった。
今すこし余裕ができて(精神的に)、本当に自分が読みたかった本と、背どり的な意味合いの本
を区別できるようになった。必ずしも新刊でなくても、図書館でですら出会いにくい本と
目の前で(棚の中で)出会えるのはちょっとうれしい。
小川洋子の『シュガータイム』、別にそう珍しい本でもない。
きっと図書館で探せばあるだろう、でも買ってしまった(新古書店で)。
理由は、とある新聞の読書週間特集の記事で、食べ物関連本のおすすめで
あげられていたから。
一時的な摂食障害に陥った女子大学生と、身長があまfり伸びない
血のつながらない弟が出てくる。それから肉体関係にならない年上の恋人。
トピックスだけあげつらうとすごく週刊誌的だけど、そこは小川洋子の描く
静謐な世界で何の祖語もなく話が進んでいく。
読み終わってなんとなくだけど、『博士の愛した数式』に通ずるモチーフを感じたりした。
最近、現実世界で、「ひらめき(直観)」の重要性を感ずる。
なんとなく、ふと、思った(ひらめいた)いつもと違う感じや違和感は
きっと大切にしたほうがいい。世界が論理的にだけ構成されているという証拠はないのだから。
この前、大きな棘を抜こうとした。
抜けたかどうかはわからない、でも傷が棘になっていた(象徴的に)。
抜けたかどうかはわからなくても、自分は今けっこうすっきりしている。
傷があるままの自分を受け入れられるような気がしている。
だからもう無理に癒されなくても構わないのです。
by iwashido
| 2014-11-11 21:47
| 読書日記
|
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