ブログトップ

LOGOSさんの月に1,2回古書店

人住まぬ 天からの手紙 待ちわびる

先日、片山津の「中谷宇吉郎科学館(記念館でしたか?)」に立ち寄った。
そんなに時間もなく、DVD映画も視ず、ただひたすら下のフロアーの展示を見る。

「イグアノドンの唄」が耳からはなれず、時々口ずさむ。
3回繰り返されるのは、3人の子どもの唄声なのかな?
雪の結晶をまじまじと注意してみたことはじつはないけれど、
一つとして同じものはないと、あれだけ無数の個別個体を、分類し
同定していくのが科学者の知性なのか、と驚く。

わたしにはこういう根気がない。
誰かがおおざっぱでもいい、アウトラインというか方向性を示してくれれば
それに乗って、いかにも自分がしたかのような手柄たてたような分類はできる
かもしれない。でも誰もしたことがないのに、これとこれは仲間でしょう、
これはこれの派生形でしょう、などと積み上げていくような思考は苦手かも。。、

個別の背後にあるかもしれない抽象を推論するのは嫌いじゃない、
その時目の前の個別は吹き飛んでいる、というか透けて見えてしまって
自分も含めた個別をおろそかにしてしまいがち。
個別よりも抽象が勝ったら人は生きにくい、理念に準じたり理想に押しつぶされたり。
きっとずっとそんなふうに生きてきた、だから生きにくかったのかとやっとわかった。

左目の手術をして、いままであんまり使っていなかった右脳が活性化し、
やっと人並の感情的な感覚が理解できつつある。
そうか、こうすれば人は怒るのか、悲しむのか、焦るのか。。。。
自分の感情も含めて感情は理想より下だった(私の中では)。
でもKのように、理想に殉じて命を落とすわけにはいかない。
なんとかして生き延びよう、もう少し、人生には楽しいところもあると痛感できるまで。

中谷宇吉郎が描いた掛け軸の絵に添えられた、湯川秀樹の短歌が美しかった。
その真似をして俳句(タイトル)を作ってみたが、イマイチすわりが悪い。
これは冬に輝く詩なんだろうな。


[PR]
by iwashido | 2018-05-16 23:05 | 朔のつぶやき | Comments(0)

Ms.LOGOS's once or twice a month Used Book Store
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31