2018年 07月 12日
雪は金(きん) 雨は固体と知る小暑
日本はすでに温帯気候ではないような気がする。
わからないけど、かろうじて四季のよすがは残っているけれど、最近の雨の降り方や
温度の推移をみていると、亜熱帯に近いと言えるような気がする。
この度の西日本の水害・土砂災害のニュースを見ていると、心が痛まない日はないのだが、
私たちはもっと住んでいる土地のことを知る努力をし続けるべきだ、と思わずにはいられない。
普段はおとなしくしている川が、突如暴れ出す。
以前は洪水があって(水が出て)浸水したという記憶語りを軽んじてはいけなかった。
あまりにも全国ニュースやネット情報などの、中央(?)が発する情報に頼りすぎ、
踊らされすぎではないか。その土地固有の天気の推移や雲の流れ、水の流れ、山の音など
もっと敏感であるべきではないか。気象庁が梅雨明けしたと言われる北陸であるが、
少なくとも今日現在(7/12)奥能登は梅雨的な天気である(今日も小雨でした)。
どれだけメールで緊急災害情報を送っても、「まだ大丈夫だと思った」「ここでは起きないだろう」
そういう予断の下で無視される、その程度の信頼性なのだ。
ここ数十年で一番激しい雨の降りだ、過去に例のない雨雲だと気象庁が何度会見を流そうと
「どうせ「オオカミが来た」だろう」、そう思ってしまう私たちなのだ。
自分の身は自分で守るしかない。
津波てんでんこ、じゃないけど、大雨もてんでんこ(とはいかないだろうけど)。
みんな一緒に、だけではうまくいかないこともある。
もっと各自が自分の読み書き能力や五感をフルに使って、考えることから始めよう。
これ以上歴史に名が残るような(残らなくても)アイヒマンを生み出してはいけない。
表題の、意味不明俳句もどきは、陰陽五行の考えでは、雪は「金気」で、雪が溶けると春になる、
のは金を火が滅して「水気」に変化するのが、2月の立春である、と知ったことに由来。
今年の豪雪を顧みれば、雪=金属、なるほどなあと思い当たる。
そして今回の豪雨災害の被害を見ると、水はまとまると固体以上の力を生ずると理解したのだった。
by iwashido
| 2018-07-12 21:54
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