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古本LOGOSの 月1,2回古書店。

存在の 裂け目に咲くは 山桜

やる気が起こらない。。
だらだらしていたいのに、ちょっとずつ、やることが溜まっている。
しかも今日は風が強くて、寒くて、だるくて、でも明日までにやることもあって
こんなことをしている場合か~と喝を入れてもらいたい気分。
誰も入れてくれないので、今から再起動します、はい。

金曜日に、県立図書館に行って、本を借りた。3冊。
そして「翌日(土曜日)に、ここに直接返します」って言って土曜日に来たら
県立図書館は「臨時休館」になっていた。。。焦って、ブックポストへ返却したけど。
こんなことってあるんだ~。一日でまったく状況は変わってしまう。

その時、借りた一冊が「石牟礼道子全句集」だったかな、藤原書店から刊行された
石牟礼さんの俳句集。幻の俳句集「天」を含む、石牟礼文学の一面を知るには
良い句集だった。
石牟礼道子=『苦界浄土』があまりにも有名で、石牟礼さんて、水俣の、反対運動の
社会派ノンフィクションですよね、っていう理解が多いのかもしれないが、
彼女の作品はどれも「フィクション」のほうに立っていると思う。
もちろん、事実は踏まえたうえでの「フィクション」。
この世とあの世をつなぐのが、文学の役割、そう自覚していたのではないか。

そして石牟礼氏の俳句は、良かった。
もうなんていうか、あの世に直接つながっていく感じ?
日常の、ささいなことも大切なんだけど、アースが大地に直結してるし天にも通じてるし、
家族のささやかな幸せとか、身近な自然との交歓のレベルを超えて
生と死の境目をぎりぎり歩いている人の句だなあ。。なんて思った。
俳句なんて、ルールも流儀もしらないんですけどね。ただなんとなく。

私は私でなくってもいいのかもしれない。
もっと大きなものの一部なのかも。
そう思えば、今地球上で起きていることも、諦念の目で見られるかな。

50年後の教科書に、今年(2020年)のことはどんなふうに書かれるのだろう。
まるで平家物語の時代を生きているような気分ですね。
諸行無常・・・。


by iwashido | 2020-04-13 14:31 | 朔のつぶやき | Comments(0)

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