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古本LOGOS 「彼岸の古本屋」ときどき日記。

言葉の底に潜むもの。

8月某日 暑い。。。
     どこにも行きたくないし、何もしたくない。
     そんなわけで今日は思いっきり寝坊して、昼前に起き、今から大掃除。
     
     先日、あるご縁で、このうち(我が家)とは全く価値観の違う
     あるご夫婦と会食をした。一言で言えば、マイペース・自由・やりたい
     ことを(それぞれの責任で)やっている、伝統や形式には拘らない。

     私個人としては、そちらの心性にとても近いものがあるのだが、
     今の自分は、自分で自分をしばりつけてとても不自由。
     ちゃんと自分の感情と向き合おう。そして内面の言葉を見つめよう。
   
8月某日  『一人称単数』(村上春樹の新刊・文藝春秋)を読む。
      読まんでもいいわ、買わんでもいいわ、と思っていたのに結局購入。
      図書館で予約待ちとかしたくなしな。。。新刊本は買おうよ、皆さん?
      ちょっと、変わろうとしているのだろうか、村上春樹?
      前作『猫を棄てる』で、長年、(父が亡くなるまで)確執のあった実父
      との思い出をエッセイとして上梓したことで、言葉が少し変わった?
      
      たとえば、短歌が出てくる。
      たとえば、詩が出てくる。
      短歌界や、詩の世界で(プロだろうと同人だろうと)活動している人
      から見たら「これは・・(短歌、もしくは詩といえるのか?)」という
      疑義が呈されることを本人も承知で、でも表現したいことを表現する
      彼のスタンスが広がりを持ってきたというかなんというか。。。
      ブログやSNS的なノリとも少し違う。活字として本に表現されるとは
      こういうことなのだなぁ、と思う。

      「一人称単数」とは、英語の文法を習う時に出てくる文法用語で 
      英語では、ぶっちゃけ「I」(私)一語である。格変化で
      「I,my、me」となるけど。。。
      日本語では「わたし/私/僕/おれ/うち/あたし」もう無数にある。
      漢字で書くか、ひらがなで書くか、カタカナで書くかで印象も変わる。
      いくつか短編が載っているが、好きな作風もあれば、苦手な感じなのも
      ある。フィクションですから、書いてあること=本人の体験ではない
      わけなんですけど、作品の下に透けて見える実体験の骨のようなものが
      痛々しくもあり、それを書くのが小説なのかなと思ったり。
       
      「文学界」で読んだ作品もあった(ビートルズの話とか)。
      初めて読んだ作品のほうが、多かった。
      いまのところ一番好きなのは「クリーム」(2話目)かな。
      私的にはこれからの進むべき方向へのエールとなりそうな
      メッセージを感じた。興味のある人は立ち読みでもいいので読んでね。

     

by iwashido | 2020-08-12 13:44 | Comments(0)

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