人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

古本LOGOS 「彼岸の古本屋」ときどき日記。

天気予報と、「夢見る帝国図書館」。

1月某日  火曜日に、催事納品に行くための準備をひたすら店舗にて実施。
      なんてこたーない、商品に値段をつけて箱詰めする。それを車に積む。
      そこまでの段取り、車に乗せられる量も限られているし、
      なんでも週明け月・火に寒波来る? とか、台風並みの強風?とか。。
      最近の天気予報は不安をあおります。外出するな、移動するなと言われてる様。
      いざとなったら、CEOに運転を頼んで何とか乗り切る。
      ダメなら、天候が安定するまで待つしかない。こちとらしがない古本屋。
      1月2月は、再出発のための準備期間としてぼちぼちやります。
      
      夜のNHKラジオの、朗読で『夢見る帝国図書館』(中島京子)を先週
      からやっていて、最初は「半七捕り物帖」終わったのね、、と残念だった
      が、よく聞いていると帝国図書館も面白い。図書館が自分のことも話すのね。
      日本の図書館政策、ってのは、その当初(明治初期)から「お金ない」
      「戦意高揚が大事・国威発揚が重要」ってことで後回しにされてきた、
      福沢諭吉が海外に留学して、「ビブリオテーキ(図書館)」を日本に!
      と言われてた頃からなんも変わっとらんのではないか、と思ったが、
      ともかく本を取り寄せ(借りて)読んでみることに。
      ちょうどこの日、図書館から借りてきまして、第2回の放送終了に合わせて
      読み始めましたの。そしたら、止められなくなって、深夜まで読んだ。
      樋口夏子(一葉女史のことです)が近眼でお金がなくて上野の図書館に日参した
      とか、永井荷風のお父さんが帝国図書館の館長だったとか、芥川と菊池寛の交流
      とか、江戸文学の再発見を手ほどきした人とか、上野がどういうところだったか
      とか、本筋とコラムのような図書館のつぶやきが、どこまでが本当でどれが
      フィクションなのか、微妙なところもあるけど、基本史実には忠実っぽい。
      これラジオで最後まで行くのか、ちょっとはしょるのかなー、と思うけど
      本はもう一回ちゃんと読みたいくらい面白いです。

      私も逃げた人だから。母に逃げられた子どもがどんなふうに傷つくのか、
      でもそれを孫が補ってつないでくれたりとか、死んでもつながるものはある、
      とか、これから老境に差し掛かっていく自分には良いタイミングで出会えた
      一冊となりました。
  

by iwashido | 2021-01-18 09:07 | ロゴス&LOGOS | Comments(0)

Ms.LOGOS's once or twice a month Used Book Store