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古本LOGOS 「彼岸の古本屋」ときどき日記。

降る雪は 我が言葉也 ただ積もり

1月某日 聞き逃しラジオ配信サービス「ラジル★ラジル」聞く。
     毎週金曜日の夜やっている、「高橋源一郎の飛ぶ教室」。
     これが8時からならリアルで聞けるのだけれど、9時だとビミョー。
     最初は聞いてたこともあったけど、「橋本治の飛ぶ教室!」なら
     必読(必聴)だと思ったかもだけど、既に故人。この二人、似てるようで
     違いますよね。

     それで、なんで聞き逃し配信まで聞いたかというと『推し、燃ゆ』の
     作者が出るから、この本のことが紹介されるから、、、ということで。
     CEOが、「この本、買わんなん!」とA賞受賞前からうるさくて。
     結局受賞したから「また手に入れにくくなる(品切れになる)」と予測。
     そのうち重版も進むでしょう、ね、河出書房新社さん!?

     河出さんは話題作り上手だし、綿谷りさ、金原ひとみの再来? とも
     また違う。だって著者は国文学専攻。わかったうえで書いている。
     好きな作家は中上健次、『岬』を片手にたくさん線を引いて読んでると。
     高橋源一郎曰、最初の一行で、「これは受賞でしょ」と思ったという。
    (見てないけど)「推しが燃えた。」この一文の書き出しが世界を決定。
     SNS界のリアルを、純文学の言葉に翻訳した、と。
     SNSの世界は、広いようで実は閉じている。そこの中だけで完結して
     でも盛り上がり、推して、燃えて、消えたり残ったり。
     純文学の世界は、狭いようで意外と時間軸的にはしぶとく残る。
     風雪に耐える? 電気なくても読める? システムに依存しない?
     うーんまあ、どっちもどっちかもだけど。

     そう、「何か新しいもの Something New」を持ち込めたものだけが
     小説として残っていく。J.ジョイスしかり、プルーストしかり、
     バージニア・ウルフしかり。日本もきっとそうなのだ。今村夏子とか。
     最果タヒとか。書く才能があなたに与えられたとして、それはGIFT
     なのだから、次の世代に「文学は価値がある、だからあなたも書いて」
     とバトンを手渡せるように仕事をせよと、まあそういうことだった
     のかな、と勝手に解釈してその日は寝ました。風が強くなってきた。。

1月某日 明日から天気が悪くなりそうなので、氷見催事納品追加を強行。
     11時に終わる読み聞かせと、4時から始まる次の読み聞かせの間の
     賞味5時間で、氷見まで行って作業してトンボ帰り。
     雪が降ったらこれは出来ない。怖くてスピード出せないから。
     「料理の本」「時代小説文庫」など、定番品が欠けていて、金曜日から
     雪降る風吹く、不要不急の外出禁止って脅かされ続ければ、今するしか 
     ない、って思うじゃないですか。そうなんです馬鹿なんです私。
     二日前に行った時からそんなに変化ないけど、まあ1冊くらいは売れて
     いたのでは、、、追加して、入れ替えして、大急ぎで帰ってきて
     4時までにコンビニで珈琲とのど飴と朝日新聞を買う時間はあった。
     
     手こずっている学童読み聞かせでは、(2回連続キャンセルしたので)
     スタッフ側も少し気を使って、荒けた態度をとる子どもに指導したり、
     聞き手が0人にならないよう、少し動員してくれたり(さくらね)、
     前よりはやりやすくなったかなぁ。。最後に読んだ本は
     『もし僕が本だったら』スペイン語からの翻訳詩絵本で、図書館で
     偶然見つけた本(アノニマスタジオ刊)。これ、いいです。
    「もし、ぼくが本だったら・・・」で始まる、本が世界に期待する
     数々の行為と関係性。これを読んだら、もう少し頑張ろうかと、
     ちょっとだけ思った。長い詩を最後まで聞いてくれてありがとう。

by iwashido | 2021-01-29 11:13 | Comments(0)

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