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古本LOGOS 「彼岸の古本屋」ときどき日記。

わたしの車を運転して。

1月某日 天気の良い祝日というのはなかなかない。幾つかの名目(拝借品の返却、   
     娘の休みの日のlunch、見たい映画)が重なったので出かける。   
     やっぱ冬の「彼岸の古本屋」定期営業は週1回が限度。準備不足、
     片付け不足に次の催事の準備があるので、店は(冬場は)やはり予約制
     週末(土日)のどちらか一日OPENでいきます、ごめん、カフェじゃないので。
    
     道路の凍結を心配しないで運転できるのはいい。晴れだから路面に積雪はない。
     三連休もきちんと営業しているブックカフェのHさんに本を返却し、だらだら
     話をしている間にも玄関に訪問者があり、地域に根付いた活動ってこういうこと   
     だな、、と本当に尊敬する。自分の目的はちょっと違うのかも。
     (ブックカフェはわたしには困難、ということ。古書専念+ほかのこと。)
     
     12時に娘と約束をして、香林坊付近でlunch。以前も行った和食の店。
     「まかない定食」美味い。私は「甘エビ天ぷら丼」。Hさんから聞いた
     女子一人でも行きやすいBARを教えてもらい、探すと発見! 
     その時はシャッター下りていたけど、スマホで検索して当たりをつけていた。
     そのあと、ABCマートで冬靴(簡易防水短ブーツ)がセールになっているので
     買ってしまう。出がけに、靴底が剥れそうになっている安物靴をほってきたので。
     奥能登ではまだ雪は降るだろうし、あと1,2ケ月は冬モードを覚悟しないとね。
      
     そして本日のメインイベントである、映画鑑賞に4階へ向かうが、既に行列。
     見たかったのは「ドライブ・マイ・カー」。ミーハーですか?
     『女のいない男たち』は出たとき買って、息子に貸して、戻ってきたのを
     古本イベントで売って、またB-Off系で買ってきて、読んで売っての繰り返し
     で今手元にはない。表題作のほかに「木野」と「シェヘラザード」のエピソード
     も加味されているとあって、ちょっと興味あった。秋にLOGOSにきてくれた
     白い家のMさんが「ドライブマイカーを見て、村上春樹の原作を読んで、村上
     春樹の表現(比喩)がすごくて天才だと思った」とかいう話(うろ覚え。。
     作り話もあるかも。Mさんすみません)もひっかかっていたので見たかった。
     
     祝日ということもあって満席も満席、運よく見ることができたが、これを見ずに
     帰ったらなんのために出てきたのか分からない。今日を逃したら無理だったし。
     
     内容は書きませんが、村上春樹的エッセンス(現実から距離を取る男、女性の
     複雑な性行動、地震や天災による人の死のトラウマ、車に対する愛)など、
     過去の作品『ダンス・ダンス・ダンス』や『スプートニクの恋人』など、
     いろいろ思い出してしまった。そして「国際演劇祭」の会場が広島であり、
     広島から北上してドライブするシーン(あ、親不知だ、福井か新潟だ、コメリも
     出てきた、ノーマルで北海道ってどうよ?など)突っ込みどころ満載で
     自分の過去と向き合う作業のイントロダクションになったような気がする。

     私的には、帰ってからすぐにチエーホフ『ワーニャ伯父さん』を探した。
     昔の新潮文庫で「かもめ・ワーニャ伯父さん」があったので読む。
     チエーホフ天才かも、いや、劇中劇によって、手話によって、この劇の
     この言葉はしばらく私に突き刺さるだろう。食わず嫌いと高い障壁に
     なってしまうロシア人名の長い固有名詞(なんとかスカヤ、とか)を
     一つ越えられたように思った。Mさん、天才なのは、チエーホフかもですよ、
     というには、もう一度『女のいない男たち』を入手して
     「ドライブ・マイ・カー」を読まなければ、と思った次第である。


by iwashido | 2022-01-11 10:09 | 映画とかビデオとか。 | Comments(0)

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