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古本LOGOS 「彼岸の古本屋」ときどき日記。

誰にも言わない。

3月某日  三連休。息子帰省。ご飯の支度に追われる日々。
      一日だけゆっくり寝坊した。毎週の長距離移動がつかれるお年頃。  
      自分のしたいこと。どこにも行きたくなくて、ただ本が読みたくて
      活字の海に揺蕩っていたくて、それが何も生み出さなくても。
      活字を読むことは快楽に結びついていて、たとえ意味がわからなくても、
      目で字を追っているそのリズムが既に快楽なのだ。
      中途半端な起承転結やオチやストーリーではなくて
      存在そのものを分析させてくれるような、見えない背景に気がつか
      せてくれるような文章そのものの息遣い、もしくはうねり。
    
      オチがあるような、泣かせてくれるような、感動を強要するような
      話は苦手、ただ活字を目で追うことが楽しい、動画みるより遥かに、
      つまりは私の快楽中枢は言語野にあるのかしらん、
      だから古本屋やブックカフェをやってもうまくいかないわけだ、
      人様に本を提供するよりまず自分が読むから、読むだけで
      時間が終わるから、値段つけたり分類したり、販売ディスプレイを
      想像したりそこまでたどり着く前にタイムアウト。
 
      奥能登に本当は古本屋なんて必要ないと思う、ニーズがないし、
      人は本にお金を払うことより他に使いたいものがある、
      200円の文庫1冊買うのさえ躊躇うような世界で
      それでもやっていくしかないしやり続けるのだけれど
      今はインターネットという武器があるから、他人を養えるほど
      の売上は目指せないけど、自分を慈しむ程度に続けていこう。
      
      零が「将棋しかないんだよ!」と自暴自棄になりながら
      叫ぶように「古本しかないんだよ、活字しかないんだよ!」と
      自分を追い込んでしまおう。
      

by iwashido | 2022-03-20 21:18 | 朔のつぶやき | Comments(0)

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