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古本LOGOS 「彼岸の古本屋」ときどき日記。

White・ホワイト クリスマス🎄

12月某日  昨日は冬至で、今日は新月。そうだ、「新月いわし洞」の流れを
      汲む「古本LOGOS」は新月の日にこそ開けなければ。
      もう、毎週何曜日とか、土曜日とか日曜日とか、どっちみち
      開けていても人は来なくて、開けてない日に人が来たりしている
      らしいから、すれ違いは止まらない。ここは(精神の)リハビリ
      施設のようなものだから、自分の好きな日に開けよう。
      しかもバスで通勤してみることをしてみた。
  
      この日は、加賀方面(金沢含む)朝から大雪で交換会も中止連絡、
      (もともと行くつもりはなかった)、奥能登は雪は降らねど強風で
      西風強く、西向きの車を停めている開戸を開ける自信がなく、
      もともと車は荷物運ぶ時だけしか店前に駐車しないようにしてるから
      あ、そうだ「すずバス」使おう! と思ったわけです。
      すずバスは、北陸交通が赤字で手放した市内バス路線の補完的役割
      を、市が税金で、NPO団体に委託し営業させているミニ路線バス。
      無料ということになっている。公共交通網の衰退いちぢるしい過疎
      の町では自家用車、命。どこに行くにも車がないとどうしようもない。
      でもさ、色々な理由で、人は車じゃなくてもどこかに行ければいいな、
      と思うことがある。歩くにはちょっと遠い、荷物重い、天気悪い等。

      そんな時都会はいい。バスも電車も地下鉄もある。「のりものいっぱい」
      という絵本を読む時、「こっちにはないな、、」という乗り物が
      たくさん出てきて(モノレール、とか、地下鉄も、列車さえも、、)
      本当に申し訳なく思うからもうあんまり使えない。
      そうなる前に、あるインフラ・公共機関は使うべきだろう。
      結局「利用者数」や「利用率」が成果判定の大きな目安になる。
      それもどうなのかな、って思うけど。公共の根本は何?
      みんなの生きるすべを支えることじゃないの? 効率に換算でいいの?

      結果的にはバス通勤は楽しい。いっぱい荷物持たなくて良い、
      気楽に行ける、バス時間だからって帰る時間も守ることができる、
      全く他人のためではなく自分のリハビリ施設だなぁ。
      催事の後片付けをして、交換会に出すべき本をまとめ、
      傾いている棚を補充し、少し置き場所変えたり、もうここにある本は
      半分死んでいるから、根本的なカンフル剤が必要。
      一回ぜーんぶ処分して、家や倉庫から新しい本を持ってきたら
      また楽しく始められるかしらん。

      そしてその間にも雪はしんしんと降り積もり、ホワイトクリスマス
      になりました。シュトーレンと、ニ三味珈琲と、キーマカレーで
      楽しいクリスマスを! 子どもがいないとツリーも出さないような
      ケーキやチキンを食べたいとも思わないのは、もうお腹一杯だから。
      ただ、隣人に感謝の気持ちを伝えたいというのはディケンズさんの
      言うとおり。スクルージさんをさえ改心させるような良い一日に
      なりますように。仕事、終わらん。片付け終わらん。
      新年の準備なんてまだまだ。。

      「骨董は女と同じだ。他の商売とは違う。変なものを摑むようで
       なくっちゃ、自分の鑑賞眼の発展はあり得ない。・・・」
      (『珍品堂主人』(井伏鱒二・著/中公文庫/昭和57年再販))
      「骨董」を「古本」に、「女」を「男」に入れ替えて
       修行に励みますとしますか!?
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by iwashido | 2022-12-24 13:38 | 季節のできごと | Comments(0)

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