2024年 03月 23日
また一つ 特急電車が 消えていく もう昔には 戻れぬとしても
3月14日(木) 曇りのち晴れ
病院通院で金沢に出たついでに、サンダーバードに乗りたくなってしまった。午前中に病院とリハビリが終われば、駅まではすぐ。だって、土曜日からは新しいダイヤになってしまう。北陸新幹線が敦賀まで開通するので、特急電車はなくなってしまうのだ。もう京都まで一本の電車で行けない。それがどんなに損失か、皆わからないのだろうか。
日本海沿線を走る特急電車に、わたしの青春(大学時代)から今日に至るまで支えられていたと言っても過言ではない。雷鳥、北越、きたぐに、などに何度も乗った,乗せてもらった。寝台列車も利用した。それはそんなにコスパ悪いですか。なんでも早いのがいいのですか。道路や線路を作るのは得意ですが、人を育てることを怠っている今の日本、だと思う。
今日中に金沢まで帰ってくるには、京都まではいけない。そうだ、敦賀に行こう。友だちから聞いていた、なにかのニュースでもみた、敦賀駅近くにできた新しいブックカフェ? 本屋? みたいなのに行って、3時間で帰ってくる。そうすれば夜は金沢でゆっくり眠れる。昔「トラベルプラン倶楽部」で時刻表の読み方を覚えたので、いまだに紙の時刻表が好きだ。スマホの検索は好きじゃない。なんか、勝手に遠回りで馬鹿高い経路を最適解として提示してくるのが性に合わない。って、敦賀まで金沢から行くのに時刻表は必要ないけど。サンダーバードにのればいいだけだから。
1時間半くらいで敦賀。奥能登特急より早く目的地に着く。あーもう乗れないんだな、サンダーバード。帰りに乗ったらもうおしまいなのだ(明日も乗る元気はない。。そこまで鉄オタではない)。
本屋みたいなのは、駅ビルの隣に立っている複合型特産品販売所の2/3くらいを占めている「ちえなみき」という新刊書店+お茶Café+読書席たっぷり、NDC的でない独自の分類をしている新刊中心書店。ちょっとだけイメージアップのために、古書でしか入手できない全集類も利用している気がした。
そして二階にはUSB充電のできる、座って窓から外が見えるカウンター式席がずらり。本は自由に読んでも買ってもいい。読書会もできる大きなテーブルスペース、絵本コーナーもある。図書館的な本屋? でもどこか大手資本が後ろについているよねー、これだけの商品集められるなんて。昔のリブロをもう少し柔らかくした感じか。いやいや、リブロにははるかに及ばないけど、まあ敦賀でこのレベルの書店があれば上等だろう。北陸としては頑張っている方だと思う。新刊もいいよね。本当に焼き立てのパンを食べる感じ。食べやすい、柔らかい、新鮮できれい。ついつい衝動買い。でも現金で払える範囲だったから、私としては押さえたほうだと思うなぁ。もう今はあまり本を増やすべきではない。帰りの指定席の時間まで約3時間、充電もさせてもらって、好きな本を探して読んで、楽しく過ごせた。電車に乗って本屋に行く、これが私の基本だったかもしれない。
帰りのサンダーバードにのるためにホームへ行く。疲れていたので恐竜博士の隣の椅子に座る、誰かが忘れたのか、金沢土産の紙袋が置いてある。誰も取りに来ないけれどこれをもって帰ったらドロボウだよな、と思うくらいの余裕はある。もうすぐ列車が来ます、というアナウンスがあって、遠くから光るライトを見てノンキに写真を撮っていたら、これは通過列車で、しかも反対(京都方面行)だった。初めての駅なので、下りと上りの感覚がなかった。
や、やばい!!向かいホームに停車していた指定席特急のサンダーバードに危うく乗り遅れそうになる。グリーン車の1号車から慌てて乗り込み、滑り込みセーフ。福井と、小松と、金沢にしか止まらない最速サンダーバードだった。途中で眠りこけてしまう。あーやっぱり電車はいいなぁ、と百閒先生のようなことを思う子どもであった。電車に乗るために電車に乗る。それが最強だ。
by iwashido
| 2024-03-23 11:05
| 朔のつぶやき
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