2024年 12月 17日
いつもとおなじの年末は Xディへのカウントダウン
12月某日 雨のち曇り
毎日なにがたのしいかと言えば夜の暖かな眠りと、注文📨(主に日本の古本屋)が入っているかどうかメールで確認することだ。というか、メーラーを開いて「クレジット受注」とか「ご注文ありがとうございます」というタイトルのメールが入っているとそれだけで嬉しい。額の大小は関係ない。わたしの出品した本を必要としてくれる人がいる、という事実がシンプルに嬉しい。どうじょうするならかねをくれ、の世界なのだ。かなり精神がヤサグレている。
これというのも、年末年始のご準備はお早めに、とかいうマスコミのすべての報道が 精神をいらだたせる。それはつまり、あの日に近づくことを思い出すということなのだ。どうせ崩れるかもしれない日常をまた整えるというのはアウシュビッツの囚人たちがさせられたいみのない煉瓦運びか穴掘りに等しい。同じ日の同じ時刻に地震がくる確立のほうが低いのは理屈としてはわかる、でもかんじょうてきにはわからない、わかることを拒絶する精神のかたくなさがある。つまりまだまだ病んでいるということ。
マスコミは美味しいことしか報道しない。心温まる話、復興に向けて地域の拠点としてがんばっているスーパーやNPOや拠点づくりの努力をしている人たちの頑張りが語られる、取り上げられる。そしてわたしたちもそのニュースに勇気づけられる一面もあるが、なんだかなぁ、とおもってしまう時もある。彼らの頑張りを否定する意図はない、むしろ報道する側の眼差しだ。多くのSNSメディアですら、「いいね」とか「ふぉろー?」「好き」とか何らかの反応を示したところに類するじょうほうを優先的におくりつけてくる、それも随時プログラムを微妙に変えて、前はとどいていたゆるやかにつながっていたひとのつぶやきがとたんにみえなくなる、無料ということはそういうことだ。提供者が情報の取捨選択権を握っている、あなたはこれが好きでしょ、だったらこれなんかどう? ってAIってやつらに遊ばれておるのかと思うと無茶苦茶腹立たしい。人間は人間であることを辞めたがっているみたいだ。自分で文字を読まず、本を選ばず、運転も誰かまかせ、自分の足で歩くことすらやめてすべてはAI神の思召すまま生かされる世界に生きるくらいならわたしは滅ぶ道を選ぶ。もうあの日一回死んでるから。少なくとも精神は。その時から復活のしようもないくらい地面に穴があきました。原爆後のヒロシマよりはましなのかもしれないし、ガザ地区の悲惨さ、世界中で起きる多くの巨大地震、東日本大震災の現地にもいっていないお前になにがわかると言われそうだが、苦しんでいるのはあなただけではない、と言われそうだが、みなまだまだ心に傷を抱えている、それは分かって欲しい。甘えとは言わずに。
12月某日 お上りさんとして新幹線で東京へ。金沢に拠点があれば、むりなく始発もしくはそれに準ずる早めの新幹線に乗れるわけだ。この前格安駐車場(昼間最大350円!軽限定)に停めたらかすられた(貰い事故)にあったので、時計台Pに停める。ここなら雪がふっても安心。割引券ももらったし(みどりの窓口で)。東京にいったのは、昔働いていた職場の後輩が、まあ出版社の文化祭のようなイベント(#蔵前ちくま書店)によんでくれて、LOGOSのゆるキャラ「ろごすくんエコバッグ」と、能登半島地震復興募金を企画してくれて、そのPRおばさんとしていったわけだが、なんやかんやと会う人、お茶する時間の方が長くて、あんまり募金のPRにもエコバッグのPRにも、自分の店のPRも出来なかったような気がする。まず朝10時半に元部長と会う。時間に正確な方なので、10時半ぴったりに携帯に着信有。ぎりぎりで本社家屋内に入れてもらっていて、後輩にも会えていたのでセーフ。そこで11時のイベント開始までお茶する。昔話と、同期のその後と、地震のお見舞い。もう30年も疎遠にちかかったのにこうして「地震」というだけで駆けつけてくれる気持ちが有難い。お茶の時間は結局11時半くらいまでになってしまって、売り場に戻ったら「LOGOSさんはいますか?」って方がさっき来たよ、4階にいるよ、と言われるが4階にあがるにはエレベーター7人乗りが行列になっており、なんかうかうかいけない雰囲気だったので、自分のグッズが置いてるスペースでうろうろする。
1階では「ちくまグッズガチャ」が人気であった。300円で、ロゴマークマグネットや、缶バッジ、シークレットアイテムもかなりまぎれているようで、何も入っていない紙だけのものが「シークレットお宝」で、カウンター内にいるスタッフにいって交換してもらう。ちなみに会う約束をしていた友人は二つもシークレットを当てた! すごい! その後交代で昼休みになった後輩(Mさん)と古本仲間のS書房さんと近くのカフェでランチ。昔はおもちゃ問屋街で殺風景だった蔵前に、おしゃれなカフェや、マクドナルドや、コンビニも多数乱立。浅草寺とスカイツリーに近いので外国人がけっこう泊まるためアパホテル等も出来ている。金土はバカ高、日曜と月曜は少し安いけど。。。ともかくランチ後は蔵前周辺の古本屋を回る。絵本専門店と、向島界隈から浅草橋駅近くに移転してきたスーベニアさんに行く。S書房さんはスーベニアさんと近しいようでご紹介いただく。「石川の古本屋」の紺色のエプロンをしたままだったから、古本屋と思ってもらえたようだ。新刊と古本が絶妙にミックスされた本屋らしい本屋になっていた。
正直、本なんてもう読みたくもない、、のであまり買えない、というか買う気にならない。ごめん。セドリすれば面白そうな本何冊か見たけど。。持って帰るの? また増やすの? どうすんのよ家の片付けは? と脳内でせめぎ合う罵倒の言葉におされつつも、読みたかった本、売ってみたい本、グッズ、Tシャツなどを買ってしまう。馬鹿だねー。。。(蔵前ちくま書店は、筑摩書房の推し本や、レア本も少し、定価で販売するイベントでした。5000円以上お買い上げの方には、薄めのエコバッグプレゼント、ここでしかもらえないブックカバー、栞などの特典がありました。エアレジ対応、カードも使えました。)

夕方には都内で建築事務所をやっている夫の従兄弟のFご夫妻来訪。伝説の女子の古本屋の巻頭を飾る「古書日月堂」のデザインをしたり、鹿島茂の公開書庫(青山周辺にちょっと前にできた?)の設計にかかわったいま伸び盛りの #トルク建築設計所 をやっておられる。両親の実家が奥能登なので、LOGOS店舗のことでも少し相談にのってもらったり、でも私の気持ちが方向づけられず決めきれずにいることもよくご存知。
…まあ楽しい二日であっただけに戻ってきてからの落差が激しい。
あまり外界のことに惑わされず、目の前にあることを一つずつ。今日はクリックポストを投函して、クリーニングを取りに行ってセーター出して、カムカムを見る。そこまでやったら今日のお稽古はおしまい。「こすずめのぼうけん」のように少しずつ。でももう迷いの世界に突入している(ぼく、もっと飛べる! 世界中を見て来られる!)。おいおい……

by iwashido
| 2024-12-17 10:59
| ロゴス&LOGOS
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