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古本LOGOSの 月1,2回古書店。

鳥を呼び、鳥のさえずりを聴き、運が良ければ見える

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2月某日 
毎日台所のカーテン越しに、ヒヨドリが来るのを見るのが日課のようになっている。みかんももうすぐなくなるなぁ。。。だから一日半分、って決めたはずなのに、喜んで啄む姿を見ているとついつい追加してしまう。甘いのである。今日は柚子半分の上にみかんの皮被せて刺してみた、でみごまかされない、賢いのだ彼らは。柚子はほぼほぼ食べない、苦いから? エグ味あるから? 甘いみかん果汁と皮が好き。昨日は水たまり(外竈門用の鍋、雨水たっぷり)の水を飲みつつ周囲を伺って水浴びする姿を見てしまった。どの個体かはわからない。でも確実に3個体以上のヒヨがこの場所を餌場にしている。一羽は、朝、わたしが半分にしたみかんを持って出ると、田んぼの方からスィーっと飛んできて、まだですか? もうすぐですか? と催促をずるような顔で枝に止まっている。近づいても逃げない。一度夕方近くにみかんを刺したら、ヒヨドリはもう食べに来なくって、でも何かに野生の存在がそれ食い散らかした跡があった。鳥ではないと思われた。それ以後、午後の餌やりはしない。午前中勝負である。そして朝、地面に落ちた皮を拾い、半分もしくは1/4に切ったみかんを枝に刺すのだ。日々この繰り返しである。

昨日は近くの池の周辺散策路まで遠征にいった。去年の地震の時、池の水を浄化して生活用水として使ったことで一時有名になった池の周りである。一説ではこの地下深くにミミズくんが潜んでおり、地震を起こしたらしい。かえるくんは阻止しようとしたが、アンナ・カレーニナが機関車巻き込まれて行く時に感じた、抗いようのない圧倒的に偉大な力に完全に勝利することは出来なかった、だからあの日があって今はあるのだ。
家人は双眼鏡オタクでもあり、何種類かの双眼鏡(ヤフオクで手に入れた中古品)を持っている、そして鳥を見たり星を見ようと試みたりしている。その池の周囲を歩いてみた。ところどころに亀裂の入った道、落石あり倒木あり、これでもだいぶ良くなったんやぞ、最初は一周どころじゃなかったからね。。杉の木も何本も枯れて、三月までに伐採してくれて言われとるけどうちじゃ出来んしね……と仕事の愚痴も交えて我が家の庭では見えない鳥を探して歩く。鳥、おらんなー、、というのでとりあえず口笛を吹く。何となく、鳥っぽい短いピーという音を出す。すると、お返事のような応答あり。ピー、ふくと、なんとなく応えてくれているような感じ。右上の高い木の上に鳥の姿が。双眼鏡でみると、腹が赤くて頭も赤い、コツコツ、と木をつつく音もする。これって、、キツツキの仲間じゃね?! と家人は嬉しそうである。わたしにも見せてくれたけど、確かに木をコツコツと叩いていた。村上春樹が文章を書くように、規則正しく。

その後も池一周会う途中で何度か口笛を吹き、それに応えて近づいて来るものあり、遠くで音だけ返すものあり、カラスも仲間に入ってきそうになったのでそろそろ退散、ちょうど一周してまた元の駐車場前に戻ってきました。午前中に焚き火もして震災廃棄物と称していらないものを廃棄物置き場に出しに行ったりして、少しずつでも進めていく。元に戻したいわけではない、新しく始めるために。どこに向かうのかもわからないけど。アイルランドのように荒れ果てた大地の魅力というのは、あるのかもしれない。アイルランド文学が通奏低音のように西洋に染み込んでいるように、アイルランドのジョイス目指すのだ。もしくは、フランスのプルースト? どっちの作品も完読してないのに、馬鹿言ってんじゃないよ〜😅⁉️

by iwashido | 2025-02-02 10:32 | 季節のできごと | Comments(0)

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