2025年 03月 27日
天気晴朗なれど、風強し。
天気晴朗なれど、風強し。最近こんな日多い。

だけど今日は行かねばならない。輪島まで。図書館の本を返しに。
そもそもは、二週間ほど前、休日のドライブに家人と輪島まで行ったことだ。
普通に買い物して、気晴らしして、帰宅するつもりだった。だけど
たまに行っていたショッピングセンターの一画に、地震後倒壊して仮営業だった市立図書館が、ショッピングセンター内で再開したというニュースを聞いたから。これは見ておかねばならないでしょう。
ちょっと探したけど、食品や朝市仮設が入っているメインの建物ではなく、以前ゲオと百円ショップが入っていた「○○生命」と書いてある建物のほう。これ、紛らわしいなぁ。しょうがないのか。
そしたら、貸出カードも持って来てないのに、読みたいな、って思う本が開架書棚に並んでいて。普通の十進分類法で。本の数もそう多くないけど。読みたかった本のタイトル(出版社名など)が脳内のどこかに潜む引き出しのパズルと一致する間隔。あ、この本、よみたかったのー、と普通に手に取れる幸せ。
最近、わざわざ検索して、ほとんどが書庫所蔵で、わざわざオーダーして、お薬をもらう順番待ちみたいな体験を数回していたから、見る、触る、借りるが一気に出来る普通さ加減に感動。小さい故の価値である。
そして読んでは寝落ち、読んでは飛ばすを繰り返していたが、返却日だった日曜日にはどうしても行けなかったので、電話で延長手続きをしてもらい、昨日返却に行った。読書用のメガネを作ってもらったメガネ屋から、クリーニングサービスのハガキも来ていたので、ちょうどよい。地震後一度も手入れせず耳にかけるツルもゆるゆるだったし、ちょッと修理をお願いしたかった。
風が強いのでいく時は内陸経由で(穴水のほうから、下道で、コンビニの手前で右折で)輪島をめざす。海道を通りたい気持ちもあるが、強風の度合いがわからない。まずは用事を済ます。図書館と、メガネ屋。結局そのほかにも、通路に仮設朝市通りみたいになっているところで、ホタルイカの干物パックと、アジの開きの干物にイワシもつけてもらって、もう終わりそうな時間帯だったから、おまけしてもらってですね。余してもしょうがないし。税金もレシートもない、こういう朝市的商賣はいいな。闇市みたいでね。戦後からの復興を思わせる。でも、干物やおつまみパックは、大体どのお店もお値段は揃えているようでした。ここだけ安い、ってなってその店だけが注目されるのは避けるように。あまりここで市場原理主義で断罪しないでいただきたい。それが田舎の生きる道、なのだ。一人勝ちよりみんなで強力しあって、市場を維持する。非常事態では大事なことですよね。。。
帰りは、曽々木まで海沿いを。途中何度か、信号待ちの時間がけっこう長くて(二分くらい??)その隙に写真をちょうど撮ることができました。車内からだけど。曽々木から町野、町野から柳田へ出て、途中の道路側に車停めてフキノトウを摘んで、無事三時過ぎには帰宅。さあイヌの散歩に行くまで少しでもお仕事進めましょう。催事出品用の値段つけ。あー、苦手なんだけど。こんなことやっている場合ではないのです、こちとらお尻に火がついているのです。
頑張ります。コインランドリーで洗濯すれば、乾かす手間がいらない。それがとても大事なことに思える程、時間が欲しいです。乾燥機買えよ、ってか。。
幸田文の『崩れ』を読みたい、と思った。皆さんもぜひ、読んで下さい。
文が今の奥能登の崩れを見たらどう思うだろう。本当に、崩れているのだ。
