2025年 05月 14日
田植えという行事。
5月某日 田植えの日。土曜日であった。
今年は、二枚(二箇所)とも田植えするという。家の横の田んぼは、
去年はやっていない。擁壁の工事や、水道がなおるかどうがギリギリまで分からなかったから。だいたい保管する場所もなかった(納屋が倒壊したから)。
今年は、するのだという。米価の値上がりの折、いろんな人から冗談半分で、「できたら農協より高値で買うから、予約ね」とかいわれるそうである。田植え機や耕運機などを地震で失い、田植えや田んぼを手放さざるを得なかった人もいる。作れない田んぼも、少なくない。わたしたちは幸運と言うべきなのだろう。
ただ、土曜日は風が強かった。午後になればさらに強風になった。
苗箱の苗が、風でガイコツのようにチリチリになっていた…。息子は土曜日、手伝いに来てくれたが、お泊りはなし。今日中に帰らなければならない。強行するか、やめるか。一枚目の田んぼが終わった時点で1時過ぎ、風高く田んぼは池のように波うつ。止めるか…明日にするか…。結局中止、日曜日に家の横の田んぼの続きをした。
白骨のような苗は、植えても白いままだった。マメな夫は、補植やアフターケアを怠らない。朝5時に起き、毎日朝30分、夕方30分の補植や植え直しを続けている。苗も少し追加で買って来るそうである。水給排水に問題があるが、除草剤を与えるまで彼はなんとか立ち向かうようである。昔に比べたら、楽、機械もあるし、手でぜんぶ植えたり刈ったりしなくて良い。でも、地震という体験が一度身体を通過した身には、もう出来るだけで充分だよ…生きているだけですごいよ…米を作れる環境を意地で維持して来て良かったよ、、、そういう感想しかない。
わたしもいつか、意地で古本屋を維持して来て良かったよ…と思える日が来るだろうか。そんなことを考える前に、週末のイベントの準備をしましょうね。遊んでないでね^_^;;
by iwashido
| 2025-05-14 14:24
| 季節のできごと
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