2025年 07月 25日
弱気と強気と、ソウウツな気分のミックスジュース。
7月某日 気がついたら世間は夏休みと呼ばれる時期になっていた。
そして今年は梅雨時から蒸し暑く、酷暑が続く北陸。すずしいはずのたまづらへん
でもご多分に漏れず暑い。。。わたしは暑いとやる気がなくなる。
図書館で読書や病院の待合室でテレビを見たり、カフェで涼むのが憩いである。
買い物やドラッグストア巡りですら奥能登では貴重なショッピングの機会。
久しぶりにマトモな活字の本を読んだ。
『1945年に生まれてー池澤夏樹自叙伝(インタビュー形式)』岩波書店。
池澤氏がデビュー当時、けっこうなファンだった。今で言えば推し?
スティル・ライフから真昼のプリニウス、マリコ/マリキータ辺りまでは
当然のように単行本を買っていた。詩集や映画評も、「マリ・クレール」とかが
流行ってた次代。安顕さん全盛期。
これだけ多作で、いろいろなことに挑戦して、そのくせ私生活のことが
あまり語られない作家も少ないのではないか。彼の作家になるまでの
補助線がよくわかって、なぞも解けた。ちょっと前まで手描きの文字を
持っていた(見たことがある。。)。夫が以前勤務していた書店でたくさん本を
買って、「この住所に送ってください」と書いたらしい、所番地。。今では遺失物。
この暑さで、古本屋仕事は止まってしまった。一週間会期延長になった催事も
この日曜日まで。早めに行ってサクッと撤収したい。
もう良いのだ。わたしは何者にもならまくても。生きているだけで🙆♂️。
地震は世界の脆弱性を顕にし、いまだに引きずられて生きてはいる、
限られた条件でほんとうに首の皮一枚で繋がっている。
昨日いった、ブックオフでよしながふみの漫画を見つけて、
100円じゃないのに買ってしまった、、私にしては珍しい。
『環(たまき)と周(あまね)』。
異なる時代で、同じ名前の二人(男と女、男と男、女と女など多様な関係性)が
たまきが、あまねを、見つけるという感じで、惹かれたり反発しあったり
友情だったり庇護だったり、屈折した愛情だったり。。。
毎日そらの一つでも見上げて、雲か星に祈ろう⭐︎
by iwashido
| 2025-07-25 14:17
| 読書日記
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