2007年 06月 26日
「ゲドを読む。」を読む。
映画「ゲド戦記」のDVD&ビデオ発売の販促グッズとして作られた、
『ゲドを読む。』という文庫サイズの小冊子を、ふとしたことから
譲り受けた。表紙の色が5色あって、マニアは全色そろえるために
CDショップ等を回ったりしたらしい。
そういうモノが出回ることはおぼろげに認識していたけれど、
そのために時間を割いて、手に入れようとまでは思わなかった。
だけど、偶然にも、3色ほど集めて全色コレクションはあきらめた
金沢のSさんが、田舎に住む私を気の毒に思ってか、1冊譲ってくれた。
私がル=グィンの「ゲド戦記」の世界に入ったのは、4巻の「帰還」が出てからだ。読書家の姉は、小中学生時代に既に読んでいたようだったけど、ファンタジーとか魔法モノは苦手だった私は、あえて読もうと思わなかった。
すごくすごく気になる作家の作品だったのに。
もちろん「帰還」だけ読んだってアースシーの世界がわかるわけないので
必然的にその後1巻から読み直した。そしてはまった。
60年代ならいざ知らず、現代の、本をそれほど読みなれていない子どもたちが全員、この本を好んで読むかどうかは正直わからない。
もっと読みやすい、ビジュアルなイメージに直結する本がたくさん出ているし。
でも、やっぱり、できるだけ多くの子どもが、大人になる過程の間に
(もしくは大人になってからでも)この「ゲド戦記」を読んで欲しいと思う。
アニメ化された作品の是非をここで論じるつもりはないし、
いろんな形で、多くの人がアースシーの世界の扉を開く可能性があるなら
意味はあると思う。
映画化された作品の原作は、できるだけ読むようにしよう。
『ゲドを読む。』という文庫サイズの小冊子を、ふとしたことから
譲り受けた。表紙の色が5色あって、マニアは全色そろえるために
CDショップ等を回ったりしたらしい。
そういうモノが出回ることはおぼろげに認識していたけれど、
そのために時間を割いて、手に入れようとまでは思わなかった。
だけど、偶然にも、3色ほど集めて全色コレクションはあきらめた
金沢のSさんが、田舎に住む私を気の毒に思ってか、1冊譲ってくれた。
私がル=グィンの「ゲド戦記」の世界に入ったのは、4巻の「帰還」が出てからだ。読書家の姉は、小中学生時代に既に読んでいたようだったけど、ファンタジーとか魔法モノは苦手だった私は、あえて読もうと思わなかった。
すごくすごく気になる作家の作品だったのに。
もちろん「帰還」だけ読んだってアースシーの世界がわかるわけないので
必然的にその後1巻から読み直した。そしてはまった。
60年代ならいざ知らず、現代の、本をそれほど読みなれていない子どもたちが全員、この本を好んで読むかどうかは正直わからない。
もっと読みやすい、ビジュアルなイメージに直結する本がたくさん出ているし。
でも、やっぱり、できるだけ多くの子どもが、大人になる過程の間に
(もしくは大人になってからでも)この「ゲド戦記」を読んで欲しいと思う。
アニメ化された作品の是非をここで論じるつもりはないし、
いろんな形で、多くの人がアースシーの世界の扉を開く可能性があるなら
意味はあると思う。
映画化された作品の原作は、できるだけ読むようにしよう。
by iwashido
| 2007-06-26 09:08
| 読書日記
|
Comments(1)