2025年 04月 08日
今年もまた この時期にここの 桜を見るという幸ひ

2025年 04月 08日
2025年 03月 27日
天気晴朗なれど、風強し。最近こんな日多い。
そもそもは、二週間ほど前、休日のドライブに家人と輪島まで行ったことだ。
普通に買い物して、気晴らしして、帰宅するつもりだった。だけど
たまに行っていたショッピングセンターの一画に、地震後倒壊して仮営業だった市立図書館が、ショッピングセンター内で再開したというニュースを聞いたから。これは見ておかねばならないでしょう。
ちょっと探したけど、食品や朝市仮設が入っているメインの建物ではなく、以前ゲオと百円ショップが入っていた「○○生命」と書いてある建物のほう。これ、紛らわしいなぁ。しょうがないのか。
そしたら、貸出カードも持って来てないのに、読みたいな、って思う本が開架書棚に並んでいて。普通の十進分類法で。本の数もそう多くないけど。読みたかった本のタイトル(出版社名など)が脳内のどこかに潜む引き出しのパズルと一致する間隔。あ、この本、よみたかったのー、と普通に手に取れる幸せ。
最近、わざわざ検索して、ほとんどが書庫所蔵で、わざわざオーダーして、お薬をもらう順番待ちみたいな体験を数回していたから、見る、触る、借りるが一気に出来る普通さ加減に感動。小さい故の価値である。
そして読んでは寝落ち、読んでは飛ばすを繰り返していたが、返却日だった日曜日にはどうしても行けなかったので、電話で延長手続きをしてもらい、昨日返却に行った。読書用のメガネを作ってもらったメガネ屋から、クリーニングサービスのハガキも来ていたので、ちょうどよい。地震後一度も手入れせず耳にかけるツルもゆるゆるだったし、ちょッと修理をお願いしたかった。
風が強いのでいく時は内陸経由で(穴水のほうから、下道で、コンビニの手前で右折で)輪島をめざす。海道を通りたい気持ちもあるが、強風の度合いがわからない。まずは用事を済ます。図書館と、メガネ屋。結局そのほかにも、通路に仮設朝市通りみたいになっているところで、ホタルイカの干物パックと、アジの開きの干物にイワシもつけてもらって、もう終わりそうな時間帯だったから、おまけしてもらってですね。余してもしょうがないし。税金もレシートもない、こういう朝市的商賣はいいな。闇市みたいでね。戦後からの復興を思わせる。でも、干物やおつまみパックは、大体どのお店もお値段は揃えているようでした。ここだけ安い、ってなってその店だけが注目されるのは避けるように。あまりここで市場原理主義で断罪しないでいただきたい。それが田舎の生きる道、なのだ。一人勝ちよりみんなで強力しあって、市場を維持する。非常事態では大事なことですよね。。。
帰りは、曽々木まで海沿いを。途中何度か、信号待ちの時間がけっこう長くて(二分くらい??)その隙に写真をちょうど撮ることができました。車内からだけど。曽々木から町野、町野から柳田へ出て、途中の道路側に車停めてフキノトウを摘んで、無事三時過ぎには帰宅。さあイヌの散歩に行くまで少しでもお仕事進めましょう。催事出品用の値段つけ。あー、苦手なんだけど。こんなことやっている場合ではないのです、こちとらお尻に火がついているのです。
頑張ります。コインランドリーで洗濯すれば、乾かす手間がいらない。それがとても大事なことに思える程、時間が欲しいです。乾燥機買えよ、ってか。。
幸田文の『崩れ』を読みたい、と思った。皆さんもぜひ、読んで下さい。
文が今の奥能登の崩れを見たらどう思うだろう。本当に、崩れているのだ。
2025年 03月 10日
三月某日 天気が良い。道路凍結の心配がない休日の昼前。お互いの用事が11時過ぎにはだいたい終わった。気分転換にどこかに出かけたい夫と、夫が運転するなら便乗しても良い私。話は決まった、よし、海沿いの道を通って輪島まで行ってみよう、と。w
石川県土木事務所の威信をかけた、半島一周の249号線を1日も早く全線通行可能にすることは、通勤や買い物、その他生活復旧のためにしなくてはならないことだ。昨年の晩秋までには、とにもかくにもつながったというニュースは見た。しかし実際通勤しているわけでもないし、買い物などの用事は金沢に出た時に済ませてくる生活だったし、夕暮れが早かったり、雪が降る期間に出かける気には正直言ってならなかった。しかし、今日のように春の日差しが暖かくなると出かけてみたい気分になる。最初は、柳田ー町野経由。この道ですら、本当にいけるのか半信半疑。途中かなり長い片側交互通行が3箇所くらいあった。まだ傾いたままの家も多い。公費解体? どこ吹く風。とにかく二月の2回の大雪警報はいろいろなことを延期させることになった。町野川沿いに海に出る。大川の先の峠道はどうなったのだろう。フグやカワハギの天ぷらやフライが美味しいと評判だったお店も営業している様子ではなかった。土砂崩れが起こり、海底が隆起した海沿いに少し幅狭とはいえ立派な道路が開通していた。オーシャンビュー! 魅力的な立木。元の道は石や岩に覆われていて。リニア新幹線のトンネル工事を行う日本の大手土木会社にとって海側に鉄板を引いて土を持って仮のガードレールを設置して道を作ることくらい造作のないことだろう。天気さえ良ければ、アメージングなドライブを楽しむことができた。とはいえ。
これで復興かよ、と捨て台詞を吐きたくなる様な景色はあちこちにある。多くは望むまい、いきているからこそ見える風景がある。これは地球の大きな運動である、「チ。」のような。動くはずのない地面が、大地が大きく動き隆起した。心なしか遠くに見える七ツ島のかたちも変わったようにおもえた。右端の島、大きくなってない? そう思えるほど毎日通勤したわけではないが、毎週一度は輪島に行ったこともあった。図書館の本を返しに、レンタルビデオを返しに、もしくは納品や追加のために。こうしてまた海周りで珠洲から輪島に行けるようになったのは、人類の大きな一歩である。
楽しい通り越して千年の時間の流れ感じたのはむしろ帰り道だ。以前は海底だったところが浜になり、岩場で地面は硬いから道にした、それは序の口。本来ならトンネルを通っていた道の、トンネルそのものが土砂崩れで埋まってしまい、岩場を縫って繋いだ道がある。窓から手を伸ばせば、石の堆積層が見える、触れる。これはもうジオパークだ。地質研究をしている者にとっては格好の観察場所だ。糸魚川のフォッサマグナにも匹敵するような。
あいにくiPadを持参していなかったので写真は一枚も撮っていない。しかし、気分はアリゾナやネバダの切り立った崖の道を通って来た気分。イギリス海岸も今やアメリカだ。たった片道30分強、1時間弱のドライブなのに世界一周をして来た気分。日曜日なら比較的運搬トラックが少ないようなので、晴れた日曜日に、ある程度車の運転に自信のある人には半島一周ドライブを体験してみてほしい。そしてあの日どれほどの力で大地が揺れたのか動いたのか、よく想像してみて欲しいのだ。私たちは分厚い亀の甲羅の上に住んでいるのとそう変わらない、というのがわかるはずだ。そしてそれでも地球はまわっているのだ。
この地震で命を落とした全ての生き物に、合掌🙏…。
こんなのは序の口なのである。
2025年 03月 07日
2025年 02月 20日
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