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古本LOGOSの 月1,2回古書店。

ひさびさ読書三昧。

いや~、時間があるっていいな♪
細切れはいえ、去年より格段に本が読める四月です。
要するにひまってことなんでしょうけど。

このブログもまた読書日記にできるかも。
スキンころころ変えるのも、まだ気持ちが落ち着かないせいでしょう。

近くに満足できる本屋がないわりに、本を買ってるかも。
どこか行ったとき行く場所は本屋だし、アマゾンもあるし?

ここ1ヶ月くらいで増えたのは・・・
『三四郎』(夏目漱石・新潮文庫)
『定本 納棺夫日記』(青木新門 ハードカバーの)
『天顕祭』(コミック、上橋菜穂子絶賛の帯にひかれて)
『一番大切なお金の話』(書名違うかも。。西原理恵子のよりみちパンセ!)
『せんねん まんねん』(まどみちお 柚木さんの絵の絵本、読み聞かせ用に)
『日本語が滅びる時』(筑摩書房の、読みかけ、途中・・継続中)
『夢の中まで左足』(名波浩・ベースボールマガジン社だったか?)
*書誌データの不備は手元に本がないので・・後で訂正します。

今読んでいるのは、図書館から借りている本だけど、
『幸子の庭』(本多明・小峰書店)。ヤングアダルト向けの読み物というか小説。

東京子ども図書館が発行する季刊誌でずいぶん前に紹介されていて、
でもずっと読んでみたくて、それがようやく実現。
気になった本を検索したりリクエストしたりする余裕がなかったんだな。

不登校の少女(小6)が出てくる。庭が出てくる。
といえば『西の魔女が死んだ』(梨木香歩)を連想しちゃうかもしれないけど、
もうすこし日本的にリアルで、話の中心に庭師の仕事ぶりが展開されるあたり、
職業的興味もあり、読んでみたかった。
少女にとっては曾おばあちゃんにあたる曾祖母と曽祖父が暮らした家、
手入れした庭が主な舞台。地区は東京、井草周辺とされる。
庭が生き返る過程と、少女の心のプロセスがリンクして
たった2日のできごとなのに、旅をした気持ちになる。
また、庭師の職人のおじいちゃん(鍛冶屋さん)の話も出てくる。
鍛冶屋のじいちゃんがつくった鋏をつかいたくて、庭師になったという彼も、いい。

ところどころで紹介される山崎方代の短歌が、またいい味をだしていて。

「沈黙をつづけて来たる石ゆえに 石の笑いはとどまらぬなり」
(『幸子の庭』149ページに掲載 山崎方代の短歌 )

なんかこの句が好きになりました。
ひさびさに、笑える石になれるかも。
# by iwashido | 2009-04-27 15:06 | 読書日記 | Comments(2)

桜のための回り道。

先週末は絶好のお花見日和でした。
さすがに今週は葉桜に向かっている珠洲の桜たち。
桜のための回り道。_c0107612_13275231.jpg


金沢の兼六園や、東京の千鳥が淵には及ぶべくもありませんが、
珠洲の街中にも、少しだけ桜並木があります。
一つは高校下、もう一つは病院への導入道路沿い。
どちらも仕事場から自宅の途中ではありますが、最短距離にではない。
そこを通るには、ちょっとだけ回り道ないしは寄り道をしなければならない微妙な位置。
でもこの桜の時期だけは、回り道が楽しい。

桜のための回り道。_c0107612_13272371.jpg

いつもは曲がらない交差点を曲がったり、あえて遠回りをしたり。
そうやって普段は見過ごしてしまういろいろを発見する余裕の時間がうれしいです。
# by iwashido | 2009-04-21 11:08 | 季節のできごと | Comments(0)

桜、咲く。

桜、咲く。_c0107612_13175679.jpg



桜、咲く。_c0107612_13201917.jpg
ツバメも来ました。
目下巣作り中・・・
納屋の自転車が危ないのだ
(巣の真下にはおかないように・・・)。
# by iwashido | 2009-04-16 13:20 | 季節のできごと | Comments(0)

新学期ドタバタ。

4月もようやく半分が過ぎた。
新しい環境(中学と高校)に子どもらはゆるゆるとなじんでいき、
親はそのバックアップをするだけなんだけど。

頭を悩ましていた弁当も、よく考えればダンナのは毎日作るという意識もないまま
作っているわけで^^;; もうちょっと意識的に週単位で献立を考えるようにすれば
もっとスムーズに流れるだろう。。。(料理苦手なんで・・・基本的に)。

それよりびっくりしたのは、高校生の辞書について。
息子の通う高校の大半は電子辞書だという。
いや、大半というよりほとんど、らしいけど。
バカ正直に5冊(英和・和英・国語・古語・漢字)製本された辞書を持っていった彼は
入学式翌日の授業オリエンテーションで、
たいそうな疎外感を味わって帰ってきた。開口一番(かどうかはわからないけど)
先生が「みんな電子辞書だな? そのやり方で進むから」といって、
紙の辞書に対する言及はなかったとか。
彼が紙の辞書を持たされたのは、まったくもって親(私とダンナ)の意向。
教科書販売の指示書には、「電子辞書必携」との記入はなかったし、
本屋さんで「電子辞書ですか?」と聞かれたらしいけど、無理じいではなかった。
同級生や先輩の親によくよく聞いていけば、今、彼の通う高校では電子辞書がデフォルトとして認識されているらしいことがわかったが、私には理解できない。

いつから高校で製本された辞書の使い方や面白さを教えなくなったんだ!!
いつから高校生に携帯がデフォルトになったんだ!!
いつから親は子どものタクシー代わりになったんだ!!

といまさらながら時代錯誤のようなことにいちいち歯向かい、日々抗っている。
# by iwashido | 2009-04-15 15:26 | 朔のつぶやき | Comments(1)

ルピナスさん

この暖かさでようやく桜もふくらみはじめた感じです。
木によって、開花の状態に差が激しい、今年の桜です。

先日、行きつけのスーパーのポイント券で花鉢の交換会があった。
パンジーやジュリアン、プリムラなどが今は玄関先をにぎわしている。
でも、たまたま、ルピナスの鉢(まだ花咲かない状態)がたくさんあったので
3つもらってプランターに植えた。

ルピナスさん_c0107612_9234573.jpg

だいたい6年生に最後に読み聞かせする絵本「ルピナスさん」
のことを思い出していた。

今では年をとっておばあさんになったルピナスさんが、
孫娘に自分の思い出を語るのだが、
そこにはある強いメッセージが込められているように思う。
世界を美しくするために何か行動すること。
それが何なのかは、一人一人が真剣に考えなければならない。
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せめて私もルピナスの花を咲かせたい。
# by iwashido | 2009-04-09 16:09 | いわし洞文庫 | Comments(2)

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