2007年 04月 27日
一瞬の風を感じて
『一瞬の風になれ①(イチニツイテ)②(ヨウイ)③(ドン)』佐藤多佳子・講談社 を読了。図書館に行ったらたまたま新刊棚に入っているのを見つけて、①を読み出した翌日頃にこの本が今年の「本屋大賞」に選ばれたと報道され、熱につかれたように一気に読んでしまった。
陸上競技の、そのもっとも象徴的な競技、ショートスプリントの100メートルと、4×100メートルリレーの厳しさと美しさが、二人の高校生を中心に展開する人間関係の魅力とあいまって、読んだ後暖かい毛布にくるまれているような心地よさを感じられる仕上がりになっている。
ちょっと前に読んだ『DIVE!』に比べれば、あれほど派手な構成ではない印象があるが、そのことは決して本書の魅力を損なわせてはいない。高校生の日常を丁寧に描くことで、ラストの100メートル決勝とリレー決勝の場面がクロースアップされる訳だ。今年の中学校の部活で、陸上部に人気が集まっているそうだが、この本と無縁ではないのかも・・・なんて考えたくなる。
陸上競技の、そのもっとも象徴的な競技、ショートスプリントの100メートルと、4×100メートルリレーの厳しさと美しさが、二人の高校生を中心に展開する人間関係の魅力とあいまって、読んだ後暖かい毛布にくるまれているような心地よさを感じられる仕上がりになっている。
ちょっと前に読んだ『DIVE!』に比べれば、あれほど派手な構成ではない印象があるが、そのことは決して本書の魅力を損なわせてはいない。高校生の日常を丁寧に描くことで、ラストの100メートル決勝とリレー決勝の場面がクロースアップされる訳だ。今年の中学校の部活で、陸上部に人気が集まっているそうだが、この本と無縁ではないのかも・・・なんて考えたくなる。
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by iwashido
| 2007-04-27 09:05
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