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古本LOGOS 「彼岸の古本屋」ときどき日記。

節分から立春へ。。。

2月某日 いろいろ事情があって金沢。iPadも持参したが、
     娘宅だとWi-Fi繋がらないので、駅か、図書館とかにいる時しか
     メールチェックもFBもLINEの確認もできない。
     結局わたしは自分で自分の首を絞める、というか勝手に用事を作り
     忙しがって自爆してしまい、本当に行きたい所へ行けない無限ループ
     を繰り返している。一歩足を踏み外したら崖っぷち、にいると思って
     もう少し慎重になろう。時間もお金の使い方も。ヤバいよ。

     大和のデパ地下で閉店間際処分価格のお惣菜と果物を買い、アパートへ。
     明日は息子宅(アパート)で孫ちゃん会ってくる。とはいえ短時間。

2月某日(の翌日) 孫ちゃん見に出かける。成長しておりました。もうすぐ1歳。
      今の子育てってこんなもんなんだー、男女平等、子育ては女(母)だけ
      の仕事、なんて思っていたらフェミニズム的にもアウトですかね。
      わたしは結構古い価値観にがんじがらめだと良くわかった。
      子どもはいつの時代でも、無条件で可愛い。
      問題なのは(わたしも含め)大人のほう。親たちの都合だけで
      こんな社会に投げ出される子どもたちよ、どうか元気に育って。

      予防接種に行くというので、駅まで送ってもらい、その足で
      シネモンドへ。「Other Music」を観る。見たかった映画で、
      11月に上映予定だったのが、映写機の故障で延期になったので
      いつかいつかと待っておりました。たまたまばっちり、拝謁できた。
      音楽の世界で、「TOWER RECORDs」って言ったら書店でいえば
      紀伊國屋か、TUTAYA か? その真ん前に店を出して、ニューヨーク
      で、独自でDEEPでオリジナリティ溢れる、ベストテンや流行りに
      惑わされない、レコードやCDを扱い、客にも店員にも愛され、
      でも閉店を余儀なくされたお店の、語りによるドキュメンタリー映画。

      全然違う場所で、扱うものも違うけれど、自分がいいと思うものを
      自信を持って勧められる店になる覚悟のようなものをもらった。
      手描きPOPや紹介文、棚作りなど、全然できてない自分が
      古本屋を名乗ることさえ、烏滸がましく思えてきて、はぁ。。。

2月某日  氷見催事撤収。道が凍っていないので、安心してドライブ。
      足(膝)が痛いので、もうこういう催事は控えめにしないと
      古本屋を続けるのも難しいだろう。今仕入れて(交換会で落として)
      未整理のまま積んであるもの達を処分してしまったら、
      もう組合にいる意味もないのではないか。そこまでして
      ガッツリ古本屋になりたかったのか。カフェでもっとくつろげる 
      OPEN MINDな場所を作り直すべきなのではないか。
      日本の古本屋と、目録だけをちょこちょこ続けつつ、あとは
      地元で必要とされる場所になるべきなのではないか。
      昨年頑張りすぎたツケが色んなところに出ている。
      確定申告の準備始めるも、まだ時間かかりそう(白色ですが)。
      自分の中の頑固さが、裏目裏目に出た1月2月。
      ゆっくり、ゆっくり。楽しんで過ごせますように。


# by iwashido | 2023-02-08 15:41 | 季節のできごと | Comments(0)

雪の日は引きこもり。

1月某日 雪。続いている。風がないだけ今日はまし。
     実家へ法事に行って帰ってきてから、暴風雪が続いたので
     どこへも出かけなかった。通販の発注も止めていたので。
     
     借りているDVDや、録画してあったビデオを見てすごす。
     コタツから出られなくなって。。。
     なぜかハードディスクに入っていた「阿修羅のごとく」パート2
     全4回をみる。昭和の、家族の暮らし。娘4人のやもめの父親。
     それぞれの恋愛観、結婚観、人生観。。。
     こrはフェミニズムの先駆けなの? 男をバカにした台本だ、
     と言って引き受けなかった俳優がいたとかいないとか。
     向田邦子をフェミニストという人はいないと思うけれど。。。
     本を読むメガネがまだみつからず、困っている。

     今日は社会復帰の第一歩。洗濯干して、買い物行って、
     除雪してバイト(みたいなもの)に行く。
     雪道の運転には気をつけましょう。
雪の日は引きこもり。_c0107612_15444655.jpeg

# by iwashido | 2023-01-26 09:45 | 季節のできごと | Comments(0)

旧暦の年末です。。

1月某日  阪神淡路大震災から28年目。今日から朝のアラーム(目覚まし機能)
      の設定を5時46分にした。今まで5時45分だったんだけど。
      1995年は忘れられない年。里帰りする日の朝、揺れて前が覚めて
      それでもなんとか動いていた「北越」に乗って里帰りして、
      初めて生まれた子どもが1歳になって、保育所に預けて働き始めて
      (パートね)、父の病が発覚し、地下鉄サリン事件があって、
      父が他界し、2人目の子供を孕った。ここまでは順調だった、
      のかもしれない。。。ある意味では幸せとして語れる数少ない年。

      あれから28年、自分は少しは成長したのか。
      ずっと不機嫌だった、自分の能力が正当に評価されていないような、
      力を出しきれていないような、誰にも理解されていないような。
      でも客観的にみれば、庇護されているし、好きなことしてるし、
      とりあえず食べるものには困っていないし、本読めるし、
      時代は変わって地方でもいろいろ出来るようになったし。。。
      
      うーん、でも根本的にはあまり変わってないよ。
      私は日本や日本人のことを知らなすぎた。理想やあるべき姿を
      西洋思想から受肉してしまったから。
      日本では、本当のことは言わない。無論相手に面と向かって
      (女子が)意見を述べるなんて、有り得ない社会だった。
      周囲を見て、同調して、浮かないように、みんなやっている方に
      進むのがお得な社会だった。言うなら暗喩やメタファーで。
      事象そのものへは、言及不可。そこに真っ向から刃向かった。
      その挙げ句が今かよ。。。

      古典を読んでみようと思ってる。幸い原本には事欠かない。
      岩波古典文学全集(旧版)、売り物だけどさ、時々読むことは
      可能。ほぼ全巻あるのを、今バラ売開始しております。
      元を取らねば! という訳で、明日の氷見催事納品に向けて
      ラストスパート! 週末には1周忌で実家へ。大雪予報?
      28年前の悲劇が繰り返されないことを祈る。
旧暦の年末です。。_c0107612_08393645.jpeg

# by iwashido | 2023-01-17 08:41 | 季節のできごと | Comments(0)

White・ホワイト クリスマス🎄

12月某日  昨日は冬至で、今日は新月。そうだ、「新月いわし洞」の流れを
      汲む「古本LOGOS」は新月の日にこそ開けなければ。
      もう、毎週何曜日とか、土曜日とか日曜日とか、どっちみち
      開けていても人は来なくて、開けてない日に人が来たりしている
      らしいから、すれ違いは止まらない。ここは(精神の)リハビリ
      施設のようなものだから、自分の好きな日に開けよう。
      しかもバスで通勤してみることをしてみた。
  
      この日は、加賀方面(金沢含む)朝から大雪で交換会も中止連絡、
      (もともと行くつもりはなかった)、奥能登は雪は降らねど強風で
      西風強く、西向きの車を停めている開戸を開ける自信がなく、
      もともと車は荷物運ぶ時だけしか店前に駐車しないようにしてるから
      あ、そうだ「すずバス」使おう! と思ったわけです。
      すずバスは、北陸交通が赤字で手放した市内バス路線の補完的役割
      を、市が税金で、NPO団体に委託し営業させているミニ路線バス。
      無料ということになっている。公共交通網の衰退いちぢるしい過疎
      の町では自家用車、命。どこに行くにも車がないとどうしようもない。
      でもさ、色々な理由で、人は車じゃなくてもどこかに行ければいいな、
      と思うことがある。歩くにはちょっと遠い、荷物重い、天気悪い等。

      そんな時都会はいい。バスも電車も地下鉄もある。「のりものいっぱい」
      という絵本を読む時、「こっちにはないな、、」という乗り物が
      たくさん出てきて(モノレール、とか、地下鉄も、列車さえも、、)
      本当に申し訳なく思うからもうあんまり使えない。
      そうなる前に、あるインフラ・公共機関は使うべきだろう。
      結局「利用者数」や「利用率」が成果判定の大きな目安になる。
      それもどうなのかな、って思うけど。公共の根本は何?
      みんなの生きるすべを支えることじゃないの? 効率に換算でいいの?

      結果的にはバス通勤は楽しい。いっぱい荷物持たなくて良い、
      気楽に行ける、バス時間だからって帰る時間も守ることができる、
      全く他人のためではなく自分のリハビリ施設だなぁ。
      催事の後片付けをして、交換会に出すべき本をまとめ、
      傾いている棚を補充し、少し置き場所変えたり、もうここにある本は
      半分死んでいるから、根本的なカンフル剤が必要。
      一回ぜーんぶ処分して、家や倉庫から新しい本を持ってきたら
      また楽しく始められるかしらん。

      そしてその間にも雪はしんしんと降り積もり、ホワイトクリスマス
      になりました。シュトーレンと、ニ三味珈琲と、キーマカレーで
      楽しいクリスマスを! 子どもがいないとツリーも出さないような
      ケーキやチキンを食べたいとも思わないのは、もうお腹一杯だから。
      ただ、隣人に感謝の気持ちを伝えたいというのはディケンズさんの
      言うとおり。スクルージさんをさえ改心させるような良い一日に
      なりますように。仕事、終わらん。片付け終わらん。
      新年の準備なんてまだまだ。。

      「骨董は女と同じだ。他の商売とは違う。変なものを摑むようで
       なくっちゃ、自分の鑑賞眼の発展はあり得ない。・・・」
      (『珍品堂主人』(井伏鱒二・著/中公文庫/昭和57年再販))
      「骨董」を「古本」に、「女」を「男」に入れ替えて
       修行に励みますとしますか!?
White・ホワイト クリスマス🎄_c0107612_13362649.jpeg
      


# by iwashido | 2022-12-24 13:38 | 季節のできごと | Comments(0)

AI とお友達になれるか?

12月某日 初雪なり。タイヤ交換間に合ってホッ。

      今年、結婚式に1回招待され参加したが、最近は披露宴で撮った写真を
      すぐ編集して、終わる時には「思い出・メモリー」として
      すぐスライドショー的に、それっぽい音楽をつけて流してくれる。
      「最適化ソフト」のようなものが、あるのだろう。
      それを仮に、下位レベルの人工知能としよウ。「最適化」って何だ?
      多くの人が心地よい、と思う映像? 雰囲気良さそうな写真をつなぐと
      物語っぽくなる。本当は何も語っていないとしても。

      iPadくんで、いろいろ写真を撮れるのはとても便利だし、商品
      管理映像としては手軽で作業効率はすすむのであるが、
      それらを勝手に物語にされてしまった。
      「1年間を振り返って」。はー、なんと言いますか、痛いとこ
      ついてくる。季節感(四季)がわかる写真、喜んでいるような写真、
      誰が考えたのか、美味しいとこだけ、うまくつなぐ。
      でもさ、これは私の語りたい物語じゃないよ。
      なんで本の写真は一枚も採用されてないの?
      あー、著作権かな。商標的なのは、アウトだもんね。
      
       これは、私が外に向かって見せていた自分のようで
      気持ち悪くなった。とてもとても後悔した。
      Outside Over There、という絵本があるけれども、私は私の
      Inside Under Here (井戸を掘る的?)の物語を紡ぎたい。
      こういう心地よい映像だけに自分を委ねっていてはいけない。
      もっと深く、自我を捨てて、言葉を通過させる管似なるのだ。

# by iwashido | 2022-12-16 21:29 | 朔のつぶやき | Comments(0)

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