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古本LOGOSの 月1,2回古書店。

美味しいものを食べる、ってやっぱり大事なんだね。。。。

2月某日 雪のち晴れ

生きることも死ぬることもある意味では等価なのです、のような気分になることが時々ある。人に会うのも苦手だし、情報多いと混乱する。だからできるだけシンプルに、本だけ読んで暮らしたい、それが本音だ。だけど浮世の義理でいろいろ用事は入る、ありがたいことに仕事も一本の細い蜘蛛の糸に繋がるようにしてなんだか途切れてもいないようだ。本日は氷見催事の撤収ということで氷見にいく、車が手に入ったので万々歳だ。晴れてはいたが、途中に雪もあり多少緊張した、なんといってもノーマルタイヤだから。。。
 道はどんどん良くなる、復興協力の皆さまありがとう、全国から駆けつけて下さる、氷見まで、三時間、金沢いくより行きやすい。
 まずかけつけたのは銭湯、総湯である。混んでるかと思ったが意外に普通。ギリギリ午前中だしね。昼風呂サイコー。露天風呂からは海も見える。早々に風呂を上がって、となりの回転寿司へ! 別に毎日アルファ米ご飯でも、カップ麺でも、肉無しカレーでも湯豆腐でも平気だとなんだけど、氷見に行ったらこの寿司屋、とは同業者の間では有名な話。一人カウンター席、待つこと20分くらい。タッチパネル回転寿司だが、運ぶのは中の職人さんが「ブリです」「イワシです」と言っておいてくれる。某有名チェーンような一皿100円(それですらもう過去の値段?)ではないが、ネタの魚が美味い❗️ さすが氷見である。白エビコロッケまで頼んでしまった。運転するので昼飲みはなし。もうアルコール依存一歩手前である。
 それから、普通に水の流れるお手洗いへ、氷見も被害があったというし、断水の区域もあるらしいが某奥能登とはレベルが違う。氷見サイコー、である。土産物エリアを観光客気分で歩き、新しい車のキーホルダーと、アジの乾物などを買う。整くんが来たのは氷見カレーのお店かな?
 そしてコインランドリーに洗濯ものを突っ込んで、その間にスーパーで食品の買い物。そろそろ避難所支援を抜け出さねば。二人とも仕事していて(わたしのは半分くらい遊びだけど)収入のアテがあり、家に電気もプロパンガスも使えるのだから、甘やかなアウシュビッツの住人に甘んじてはいけない。魚の釣り方を覚えるように、畑から義母の植えた大根を取ってきて、米はあるし、フキノトウでも出てくれば最高だ。春は来る、いやでも来る。いつまでも冬ということはあり得ない。ランドリーから洗濯ものを取り出したら、いよいよ今日のメイン作業の催事撤収(古本片付け)だ。
 総合カウンターのお姉さまに挨拶をして、本当に売上に協力出来なくてごめんなさい、と誤って、台車を貸して頂く。撤収ははやい、30分もかからない、詰めて、積んで、運び出す。一回も補充には来れていないから、持ってきた量よりは減っていた。
 そして一路奥能登へ帰るつもりだったが、眠くてたまらないので、某Aースーパーで、コーラを買う。ここではダンナ系の甥っ子が働いている。義母が今お世話になっている金沢の義妹の息子である。いちおうご挨拶。チーフなんだって。すごいね、七尾まで進出して来ちゃって。富山系は商売が上手だと本当に思う。書店だってね。
 適当に買って来たお惣菜と、肉あり湯豆腐と、缶チューハイだ有り合わせご飯。はー、ふつうに幸せな一日を満喫した。こういう日常がはやく戻って来ればいいな、と思う。これでまた一週間は風呂に入らなくても平気だ。ズボラなんで。ほんとうに本だけ読んで暮らせる毎日がくれば、もっと幸せなんだろうか。今日は楽しい一日であった。
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# by iwashido | 2024-02-16 10:17 | ロゴス&LOGOS | Comments(0)

やっぱり 珈琲と本は 相性がいいのかも。。。

2月某日
避難所で話をするようになった知人(前から知っている方)が、自宅や納屋が倒壊して、本は捨てるしかないから、捨てるくらいなら差し上げます、という提案をいただきうかうかと乗ってしまう。買い取りますよ、古本屋なんで、というのだが、いやーもうだめなんで、捨てるくらいなら役立ててくださいと言われ、古本屋であることを自覚する。そのままガレージに運ぶ。ガレージは大丈夫だった。請求書も来ていた。

10時から14時営業の二三味珈琲カフェに立ち寄る。珈琲無料提供の初回日よりお客は少ない、しかし、「まさかやっているとは思わなかった、うれしい」と豆を購入していく方もちらほら。現金オンリー、消費税サービスでお買い得かも。通販再開はもう少しお待ちください、とのこと。
(どこもそうですが、店内トイレは使えません。市民図書館や市役所には、比較的気持ちよく使える仮設トイレがあります。感謝😭

支援物資のお野菜や、レトルトグッズ、いわしのアヒージョの缶詰、などを頂く(これは無償)。
本当に一杯の美味しい珈琲は人を救う(コーヒー好きにとっては)。
帰り際、、年末まで預けっぱなしだった、LOGOS展示(販売)本を一度回収させていただく。
験が悪いし、今必要とされている本(漫画や絵本? 気楽に読める本?)に後日入れ替えると
お約束。珈琲に比べれば本なんて、地震の時には凶器にしかならなかったわ、とつぶやくわたしを
たしなめるように、副店長(ケーキ担当主任)が、「そんなことないですよ、わたし今落ち着いてきて
やっぱり本が読みたいな、って思うし、お店に本があるといいです」と言われそう? 本当に?
と自分で自分を貶めるようなことは言わないようにしよう、と思った。

今は地元の方たちに向けて、施しではなく自立した小さな経済を回すために、皆が自分でできることを繋げていくことが必要なのかも。いつまでもお客様気分でいてはいけない。
支援されつつも、自分ができる支援は何か、考えていかなければ。
大きな物語は、もういらないのではないか。
24時間営業する店が本当に必要なのか。
それぞれの考え方が、変わるチャンスかもしれない。


# by iwashido | 2024-02-11 22:50 | ロゴス&LOGOS | Comments(0)

一歩ずつ 蟻の歩みで 進む日々。

2月某日
 車ゲット。隣県の中古車販売店より購入。即金で支払い。
 いつもニコニコ現金払い、が商売の鉄則だろう。
 ただし、「名義変更は自分ですれば安い」と言われ、
 石川県の軽自動車協会まで出向く。そんなことをしている場合なのか。
 でも、まあ(助手付であったから可能だったが)、ナンバープレート
 自分で外して持っていけば、手数料だけで出来ることがわかった。
 番号は偶数の国の王子+零。なかなか気に入っている、平均律っぽい。

 それでやっと、借りていた店舗前の写真を撮ってくることができました。あまり直視したくない風景。。。これでもかなり整頓され、安全に通行できるようになった光景です。(でもまだ建物傾いたり、電柱が邪魔したりしているところ多々ありますので、要注意です。)芸術的マンホールコンテストの写真を撮る前にどんどん復旧復興が進んでおります。
私情を交えずただ写真を撮ることがこんなに難しい仕事だとは思いませんでした。。。(写真は、iPadから後日掲載します。)
一歩ずつ 蟻の歩みで 進む日々。_c0107612_17122055.jpeg
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# by iwashido | 2024-02-11 22:33 | 朔のつぶやき | Comments(0)

平均律という精神安定剤、もしくは音楽。

二月某日 曇りから雨へ
毎日のルーティンワーク 起きる→ストーブ付ける→湯たんぽの湯で顔を洗う→土鍋でご飯炊く(1合)→避難所に配給物資貰いに行く(アルファ米や水やパン、ジュース、レトルトカレーなど。日によって様々)→ご飯食べる(自宅にて)→ その日により、洗濯、原稿書き、本棚片付け、郵便局行く、病院行く、買い物いくなど)→ 昼前に帰ってきて簡単に昼食→午後の仕事前にお昼寝、もしくは犬の散歩→週に2回は燃やすゴミ出す準備(朝行けないので、だいたい前日の夕方に。。)→ヒヨドリにミカンあげる(枝に刺す)→夕飯のことを考えながらFBやメールチェック→食器は出来るだけ限られたものを使用、ウエットティッシュなどで拭き取る(下水道使えない。。)etc.etc
台所にいる限り普段とそう変わらないレベルに落ちついてきたようにも思える、でもまだ郵便物は郵便局に取りに行かなければ入手できないし、宅配も然り。起点局に持ち込めば発送可能となったらしいが、車がない人、拠点箇所から遠い人は大変だ。でもだいぶ改善された、時間限定とはいえスーパーも再開、銀行のATMもだいぶ使えるようになってきた。こちらは近しい親類、週末毎に実家の様子をみにくるダンナの従姉妹らの支援もあり、なかなか充実した食生活を送っています。米も大根も白菜もあるし、じゃがいもも。
昨日は、なんと、小さな子ネズミが顔を出した!と家人がいうので、今日はネズミホイホイを買ってきた。ネズミが来た、ということは地震の最悪の危機は去りつつあるのかな? でも夏になって、ハーメルンの笛吹や、ペストみたいな状況になったらやだな。憂さ晴らしのために余計なものも購入。私はシーフード、旦那はチリトマト。
電気ブランはお正月の残りもの、マタイ受難劇を聴きながら午後の余韻に浸る雨の月曜日。雨の日と月曜日は、大人しく過ごすに限る。

平均律という精神安定剤、もしくは音楽。_c0107612_22230067.jpg

# by iwashido | 2024-02-11 22:23 | 朔のつぶやき | Comments(0)

節分で 今日と明日とを 区切る豆まき。

二月某日 曇り。
昨日は節分。柿の種小分けパックから、ピーナッツだけ取り出して邪気払い。3つか4袋使った.それだけでも気分変わる。金沢にいる娘からの電話では「東北東ってどっち?」というから、きっと恵方巻きでも食べているのであろう。
今日の朝の芝犬散歩当番は私。やけにキジがなく。キジなくや 地震しらせる 前触れか、、などと思うがもう来るなら来い、という開き直りだ。でも、通奏低音として響く言葉が少し変わってきた、今まではヨブ記だった、なぜ私たちにこのような試練を与えるのか、私たちの何が悪かったか、神はいるのか。。。
でもさ、悪いことならいっぱいしたよね。毎日ルーズに過ごして、大掃除の窯(ガスレンジ周り)の掃除もしなかった、お正月の準備もイヤイヤした、年末に息子一家来るってなって、有り合わせの大掃除になって、全然気持ちなんかこもってなくて。みんな滅びてしまえ!と思ったのも事実。
それが、今日思い出したのは、チェーホフ。桜の園か、ワーニャ叔父さんか。生きていきましょうよ、何もかも失ってもまだ桜の木がある、折れた梅の木にも蕾がついている、人間は途方もない昔からこのようなことを繰り返して生きてきたのだ、だから大丈夫、、と言い切る元気はまだないが、チェーホフを思い出したのは進歩かな。
散歩から帰ってきて、NHK第一放送(ラジオね、Radio-GAGAの世界を生きているのです)から「音楽の泉」、クラシック音楽名曲選が流れているのでいつもの日曜日、食パントースト一枚と、ニ三味コーヒーと(年末に買っておいて良かった🎵)と、ミカンジャム付けて食べる。ショスタコーヴィッチさま、ショスタコってさー、って言ってたのは「蜜蜂と遠雷」に出てきた主人公の女の子だったかな。バッハが聴きたい、平均律クラヴィーア曲集が、でもいまは探せないのでグレン・グールドのモーツァルトで、グールドのベートーヴェンも私には精神安定剤。音楽は、いいですねと思った立春の日。
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# by iwashido | 2024-02-11 22:16 | 季節のできごと | Comments(0)

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