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古本LOGOS 「彼岸の古本屋」ときどき日記。

やる気の問題、もしくはそれ以前の…

1月某日 寒い! 今年は雪は去年より降雪量は(今のところ)少ないけど寒い! 
     年をとったのもある。寒さに我慢できない。家も店も寒い・・。
     それになんだか最近ちっとも楽しくないのだ。。
     「しなければならない」「~時までに」「売上伸ばすために」などなど、
     有形無形のプレッシャーが押し寄せてくる・・・。
     
     10月から、新規一転、ちょっと頑張ってみようと思ったら、架空計上かも
     だけど売り上げは上がった。経費はなんとか出るような感じ(給料は出ない)。
     ネットでの注文も、以前よりは、増えている(ような気がする)。
     イベントに出れば、それなりに日銭は稼げる。それでいいのだけど。
     
     でも店は。なんとも中途半端なままの店は。シェアしている店は。
     コンセプト決まらず、以前からの頭でっかち在庫、イベント売れ残り在庫、        
     仕入れたままほったらかし在庫の山なのである。所謂「ショタレな棚」だ。
   
     実家に帰った時、地域おこし団体がサポート運営を任されている
     いわゆる「ブックカフェ」に入ってみた。昔の中央通り商店街の、
     地元商工会の(私が若いころは)名士だった洋服店を改装して、
     3階建ての建物を「1F BOOKS」「2F CAFE」「3F PUBLISH」
     というコンセプトで、3人の地域おこし協力隊員(?)が運営してるらしい。

     本は、半分くらい、自分の自宅在庫(売りたくない本)と被っていた。
     要するに、家にある本を全部売っちゃうくらいのつもりで本を仕入れれば
     なんとかなるの? これを全部店に持ってく? 値段つけて?  
     私は、「本を売りたい」。貸すのじゃない。飾りでもない。
     売るなら、ガチだ。値段つけて売ります。うーん、コンセプト決まらず。。
     複数人でやるというのは、心強いだろう。確実に味方がいる。
     二人(夫婦・カップル)も、助け合える。カフェと本とか、棲み分けて。
     私はとりあえず一人だ。物件をシェアしてるCさんとは、友人であるが、
     一緒に何かをするという感じでもない。空間と時間をずらして共存している。。
                               先ずはまずは、20日から
やる気の問題、もしくはそれ以前の…_c0107612_17225428.jpgの催事準備と、いただいた注文の発送だ。それが私の収入源になるのだから。文句言わず働こう、個人事業主君。
     
 

# by iwashido | 2022-01-17 17:27 | ロゴス&LOGOS | Comments(0)

わたしの車を運転して。

1月某日 天気の良い祝日というのはなかなかない。幾つかの名目(拝借品の返却、   
     娘の休みの日のlunch、見たい映画)が重なったので出かける。   
     やっぱ冬の「彼岸の古本屋」定期営業は週1回が限度。準備不足、
     片付け不足に次の催事の準備があるので、店は(冬場は)やはり予約制
     週末(土日)のどちらか一日OPENでいきます、ごめん、カフェじゃないので。
    
     道路の凍結を心配しないで運転できるのはいい。晴れだから路面に積雪はない。
     三連休もきちんと営業しているブックカフェのHさんに本を返却し、だらだら
     話をしている間にも玄関に訪問者があり、地域に根付いた活動ってこういうこと   
     だな、、と本当に尊敬する。自分の目的はちょっと違うのかも。
     (ブックカフェはわたしには困難、ということ。古書専念+ほかのこと。)
     
     12時に娘と約束をして、香林坊付近でlunch。以前も行った和食の店。
     「まかない定食」美味い。私は「甘エビ天ぷら丼」。Hさんから聞いた
     女子一人でも行きやすいBARを教えてもらい、探すと発見! 
     その時はシャッター下りていたけど、スマホで検索して当たりをつけていた。
     そのあと、ABCマートで冬靴(簡易防水短ブーツ)がセールになっているので
     買ってしまう。出がけに、靴底が剥れそうになっている安物靴をほってきたので。
     奥能登ではまだ雪は降るだろうし、あと1,2ケ月は冬モードを覚悟しないとね。
      
     そして本日のメインイベントである、映画鑑賞に4階へ向かうが、既に行列。
     見たかったのは「ドライブ・マイ・カー」。ミーハーですか?
     『女のいない男たち』は出たとき買って、息子に貸して、戻ってきたのを
     古本イベントで売って、またB-Off系で買ってきて、読んで売っての繰り返し
     で今手元にはない。表題作のほかに「木野」と「シェヘラザード」のエピソード
     も加味されているとあって、ちょっと興味あった。秋にLOGOSにきてくれた
     白い家のMさんが「ドライブマイカーを見て、村上春樹の原作を読んで、村上
     春樹の表現(比喩)がすごくて天才だと思った」とかいう話(うろ覚え。。
     作り話もあるかも。Mさんすみません)もひっかかっていたので見たかった。
     
     祝日ということもあって満席も満席、運よく見ることができたが、これを見ずに
     帰ったらなんのために出てきたのか分からない。今日を逃したら無理だったし。
     
     内容は書きませんが、村上春樹的エッセンス(現実から距離を取る男、女性の
     複雑な性行動、地震や天災による人の死のトラウマ、車に対する愛)など、
     過去の作品『ダンス・ダンス・ダンス』や『スプートニクの恋人』など、
     いろいろ思い出してしまった。そして「国際演劇祭」の会場が広島であり、
     広島から北上してドライブするシーン(あ、親不知だ、福井か新潟だ、コメリも
     出てきた、ノーマルで北海道ってどうよ?など)突っ込みどころ満載で
     自分の過去と向き合う作業のイントロダクションになったような気がする。

     私的には、帰ってからすぐにチエーホフ『ワーニャ伯父さん』を探した。
     昔の新潮文庫で「かもめ・ワーニャ伯父さん」があったので読む。
     チエーホフ天才かも、いや、劇中劇によって、手話によって、この劇の
     この言葉はしばらく私に突き刺さるだろう。食わず嫌いと高い障壁に
     なってしまうロシア人名の長い固有名詞(なんとかスカヤ、とか)を
     一つ越えられたように思った。Mさん、天才なのは、チエーホフかもですよ、
     というには、もう一度『女のいない男たち』を入手して
     「ドライブ・マイ・カー」を読まなければ、と思った次第である。


# by iwashido | 2022-01-11 10:09 | 映画とかビデオとか。 | Comments(0)

高校生に古典学習は必要か?

1月某日  何の検索をしていたのかわからないが、あるブログが引っかかる。
      SNSよりブログを更新するほうがいい、と思ったのは
      やはり開かれてあるからか。会員でないと、登録してないと読めない
      匿名性は時に無責任になり、エコーチェンバーを引き起こす。。
       
私は高校までは理系で、文学の「ぶ」の字も理解していなかったし、国語で点を取ることが出来なかったので理数系に逃げた。数学も意味は分からないけど、やり方を真似れば点数を取りやすいことに嵌ってしまい、「理系で入って文系専攻を選べる学部」を探して某大学に進学した。専攻は文学ではなくて哲学・言語学系。でも意味なんてちっとも分かっていなかったと思う。その頃も古典を読むということの意味は分かっていなかった。
時間は流れ、ある本に出合う。本というより文章。毎月届くPR誌に連載されていたそれは、数年後に新書になった。『古典を読んでみましょう』(橋本治・著/ちくまプリマー新書)。PR誌で読んでいたから新書を買う必要もなかったのだけれど、買ってしまいたくなる質なので購入。読むと面白いのである。句読点もなくいきなりずらずらとひらがなの文章が提示され、さあこの文の意味がわかるか? と問われる。わかるわけない、わからない。その後作者による丁寧な解説があって、ああそういう意味なのか、とわかる。そして「わからなくていいんだ、古典というのは分からなくてもいいし、昔、本というのは貴重なもにだったの」と言われる。
今は、本というのは、あんまり「貴重」とは思われていないのかも、と思う。みんなすぐ捨てるし、買わないし、ネットで読むし。紙はカーボンニュートラルに反するしね。
今ここにその新書がないので、内容や見出しを説明することはできないのだが、私はその本を読んだとき、「高校時代に古典の時間があってよかったなぁ」と思った。個人的にね。
その頃はこうまでIT化が進むなんて誰も考えていない時代で、古典や漢文も暗唱や音読や文法が重視された。わからないけど、ともかく覚えろと言われて「祇園精舎の鐘の声・・」や「徒然なるままに日暮し・・」と冒頭部の書き出しを覚えさせられた。それがその新書を読んだときに結びついたのである。ああ、そういう意味だったのね。。。
もちろん私は古典文学の研究者でもないし、大学や高等教育機関の関係者でもない。でもさぁ、古典は読んだら面白いし自分につながっていることがよくわかった。
過去を知らないと人間は正しい判断ができない。戦後生まれの私たちでさえ「明治維新」と「8月15日の玉音放送」のおかげ(?)で日本はミンシュシュギの国になってみんな平等になってアメリカのおかげ(?)で豊かになった、って思ってたりしない? しない人は賢い、深く広く見ている、でも私なんて浅はかだから、ほんのちょっと前まで歴史は嫌いだったし古典も文学も読むのなんて好きじゃなかった。。。最近だな、ほんと最近、わたしたちはもっと昔のことを学んで、それこそ文化人類学じゃないけど、「時代人類学」というか、進歩史観じゃなくてそれぞれの時代を相対的に、その時代を生きた人の気分になって、いいとか悪いとか、ヘーゲルの正反合じゃなくて、ありのままに理解してみないと、このままいい気になって「経済第一主義」みたいになって「金持ちになれば成功」とか、「カーボンニュートラル」なんてことばに踊らされて、どこかの都合の良い国の属州になって、その国の利益に貢献刷るためにいろんなものを買わされて、気がついたら何もできなくて、大地震があれば津波が来たり、新幹線が水没するような土地に住んじゃったりさせられるんじゃない? 
 時間のある方は、ぜひ上記リンク(古典をトモダチにするには?)の膨大な過去ログとかユーチューブ動画をぜひ見ていただき、なぜ「古典」が必要とか不必要とかいう議論が出てくるのかを見定めてほしい。答えはない、あるかもしれないけど自分で考えてほしい。ちなみに私は必要派。学校内でとか授業内でとかいう視座を外して、人間として必要。自分たちのルーツがどこにあるのかを勝手に翻訳して都合の良い解釈に流れ込ませないため、滅亡させられないための武器になりうる。古典はもしかして、社会(歴史・思想史)とリンクして教えたほうがいいのかも、というアイデアが下りてきた。文法はもちろん必要なんだけど、その作品が生まれた社会背景や、当時の思想(宗教)状況も理解してほしい。今の授業では、「宗教的なこと」を押し終えるとアウト? ポリティカルコレクト【ポリコレ】に抵触すると問題? これもよくわからんなー。。いろんな価値観が(過去に)あった、これからも価値観は変化するし、誰かがルターのような、ニーチェのような、ニュートンのような、コペルニクスのような思想的転換を提示するかもしれないときにつまらないことで潰さないでほしい。
 誰かの感想ブログの中で「数学はその学問体系(というか教える内容)の中に、虚数(ありえない数)や負の数(-)という概念を取り込んで発達した(ギリシア時代には零【ゼロ】はない数だからなかった)」とあった、それなのに文学を含む国語は、学問的概念じゃないからしょうがないのかもだけど、「悪意」や「負の思想」や「ありえない考え」を低く見る、教えない、後回しにする、自分で考えろと突き放す。方法論としてあまりに確立されていない。現在だけにフォーカスしていては現在の問題は永遠に解決できないだろう、日本の今の立ち位置を相対化するためにも、古典学習は必須、だけど教え方が難しいんだろうね。。。せめて種をまこう。思想の種まで「種苗法」に準してしまうことはあってはならない。(まだ続きたいけどいったん終了します。支離滅裂なことを書いてすみません。順次校正していきます)

# by iwashido | 2022-01-07 23:22 | 読書日記 | Comments(0)

明けましておめでとうございます。

1月某日 新年明けました。なんか区切りがよくわからなかった2021年と2022年。
     朝台所におりてきたら、同じ頃に年賀状が届いて、わー早すぎ!
     と思った・・(自分が起きるのが遅かっただけ?)。
     「枕草子」ふうに言うと「あまりに早き届け文は、あじきなし。少し待ちたる頃、
     がさごそと音がして郵便受けに届くのが、よろし。」って感じですか??
     
    「はいだるい正月や」と義母に言わせるほど来客も少なくほぼ子ども(孫)だけ。
     でも、ダメ嫁にはそれくらいがちょうど良かった。
     箱根駅伝もライブで聞けた(ラジオね)し。独走1位は見る側はつまらない。
    
     今年はできるだけマメにブログ更新したいので、宜しくお願いいたします。

1月某日 読み聞かせ始めの日。二つの施設にほぼ毎週行っている(時々休むけど)。
     寅年なので、お正月絵本や、虎の出てくる絵本・紙芝居を選ぶ。
     久しぶりに読んだ「おちゃの時間にきたとら」が面白かった。
     私は、不意の来客が来たとき、このお母さんのように、すべてを差し出して
     もてなすことができるだろうか? きっとできないだろう。
     すぐ顔に出るし、態度に出るし、だいたい人嫌いなのだ。。。
     ダメダメ、今年は人間らしい感情を取り戻すのだ。
     「片付けられない女」からの脱却もついでに目指して(多分無理・・・)。

     


# by iwashido | 2022-01-07 17:52 | 朔のつぶやき | Comments(0)

白鳥の 姿隠して 雪景色。

12月某日  寒い。雪降った。
      本当に人はちょっとしたことで出会い、すれ違い、誤解し
      理解し、浮き沈みのように移動していく。
      風景を書いた古典を読みたい、と言われていろいろ紹介するも
      どれも自分の読みたい文じゃないなーというお客様。 
      いろいろ考えた。私もそんなに古典の知識があるわけじゃない、
      でも、昔の日本は、今の日本のありようとはかなり違うということを
      まずしっかりと押さえておきたい。
    
      平安時代のもので現在まで残っている文はほとんどが貴族、宮廷勤務
      の方々のもの、もしくは僧侶とか。しかも今みたいに、活字があった
      訳じゃないから、紙に、墨で書いた文字がたまたま残って伝えられて
      いろんな形を経て文庫に収録されたり全集に収録されたりしている。
      オンデマンド、じゃないから、こちらの希望の文章があるわけじゃない。
      まず読もう。読んでみたいと思った本を、どんな形でも良いから
      無条件に受け入れて読んでみよう。その上で、好きとか嫌いとか
      言えばいい。一種のSF世界だと思えば。今の理屈や論理は通用しない。
      今、常識と思われてることはずっと前から常識だったわけじゃない。
      明治維新と、第二次世界大戦終了後に、いろんな変化が起こっている。
      西洋を中途半端に接木して。西洋だって、中世とか、国によって
      歴史も常識も世界観も違う、そこに第3世界、アフリカや中東も
      交わって。異なる世界が広がっていたことを、理解するためにも
      古典は読む価値がある。日本語の美しさを再発見するためにも。
     
       文法こそが方法論である。だから私は文法好きだったな。
      特に英語のグラマーの時間は。リーディングよりも好きだった。
      理屈かね、法則がね、解き明かされていくのは楽しい。
      今は偏屈な中年になってしまった。もう老年は目の前。
      来年は楽しい一年にしたいものです。

# by iwashido | 2021-12-27 21:05 | 季節のできごと | Comments(0)

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